元IZ*ONE アン・ユジンはIVEリーダーに “プデュ”出身者がグループ活動終了後も注目され続ける理由

 前述のAB6IXに所属する2人と共にWanna Oneとして活動していたパク・ジフンも、ソロとして人気歌手へと成長した。『PRODUCE 101 SEASON 2』では、ウィンクがカメラに抜かれたことを皮切りに、「僕の心の中に保存(내 마음 속에 저장)」といったキラーフレーズを流行させるなど、セルフブランディング力を惜しみなく発揮した。その後も人気を保ち続けたのには、ジフンのポテンシャルの高さにある。番組序盤のレベル分け評価で披露したキレのあるダンスや、ステージバトルで披露したセンスを感じさせるラップが、ジフンのブランディングを強固にした。ソロデビュー以降は、歌手活動やドラマへの出演など、型にとらわれない活動をこなしている。

 “プデュ“出身者の成功には、芸能活動において二度魅力を発揮できることにあるのではないだろうか。そもそもオーディション番組自体が、何らかの分野でカリスマ性に秀でている練習生を発掘する場であることに加え、番組を通じて多くのファンを獲得できる。そのため、その後のデビューでは、そこからさらにレベルアップしたコンセプトに挑戦できるのである。従来のアーティストでは、キャリアが浅いうちにはできなかったことだ。また、実力だけでなく、オーディション番組の放送中からグループ解散までの過密なスケジュールをこなした経験=タフさもあることが、アーティスト活動に安定感をもたらすとも言えるのではないだろうか。

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