一方田中と向井は、歳もジャニーズ歴も向井の方が先輩となる。関西と関東で活動していたこともあり、2人のエピソードが豊富にあるわけではないが、ISLAND TVにアップされている「困る室くん」シリーズでは、2人で室龍太をイジって笑いを生み出している。さらに、「エアーティッシュ、ツッコミ選手権」でもツッコミを求める向井、頑なにツッコまない田中というある種息の合ったやり取りを見せてくれている。

　表立って頻繁な交流を見せているわけでないが、それぞれに関係を築いてきた田中、目黒、向井。さらにこの3人には「おもてなし力が高い」という共通点もある。例えば、目黒と向井は、雑誌『Myojo』5月号（集英社）にて「相手がわかりやすいように」（目黒）、「改行は読みやすさを重視」（向井）という、思いやりに溢れたメールを送る際のマイルールを語っている。『アイ・アム・冒険少年』を見ていても、VTR中のワイプで笑顔でリアクションをしていることが多く、視聴者が一緒に楽しめるように番組を盛り上げている。

　田中もそうだ。SixTONESの進行役としてコンテンツを作る側の目線を持っているからだろうか。8月18日の生配信「HiHi Jets【21時から生配信！】MV見てほしい!!」に電話でゲスト出演した際にも、後輩たちの話を優しく聞きながらも、盛り上がりどころをしっかり作っていた。『アイ・アム・冒険少年』内で3人に直接交流があるかどうかは今のところ不明だが、3人であればどんな形にせよ番組の盛り上がりに貢献できるはず。3人がもたらす化学反応が楽しみだ。そして、“めめこじ”の「あったかさ」にも注目したい。