「叛逆者たちに明日よあれ」のような曲も今の風男塾らしさ

――カップリングの「叛逆者たちに明日よあれ」は、台詞を取り入れたドラマティックなナンバー。こちらはライブでの演出が楽しみな楽曲ですね。

紅竜真咲：そうなんですけど……すごくテンポが速くて！　しかも、デモの段階ではもっと速かったので、ライブで歌えるのか！？　っていうのが第一印象でした（笑）。ただ、こういう世界観が強めで非日常的な楽曲は、最近の風男塾の強みになってきているので、個人的には、他のメンバーがこの曲をどのように歌うのかを楽しみにしていて。今後ライブで披露する際には、パフォーマンスも含めて、お客さんを曲の世界観にどれだけ惹き込めるかが課題になってくるなと思っています。

偉舞喜雅：俺的にこの曲は“名探偵”のイメージでしたね。夜のビル街を走りながら、悪い人を追い詰めている感じというか。その反面、自分が悪い人になって追いかけられているような感覚もあって、スリリングな楽曲に仕上がりました。普段ゆっくりと話すタイプの俺としては、早口で歌わなきゃいけないのは大変だったんですけど、レコーディングをしながら、歌詞の世界観に入り込むことが大事だなと思って。自分なりに役になりきって歌いました。

――とはいえ、〈仲間を、"家族"を、信じて戦う覚悟を〉といった歌詞には、風男塾の一体感や等身大のメッセージも見え隠れしているように思いました。関汰さんはどう感じますか？

柚希関汰：たしかに、歌詞の設定は特殊なんですけど、共感する部分もありますね。6人になって一発目のシングルってことで、カップリングにはどういう曲がくるんだろう？　って楽しみにしていたんですよ。この曲には、〈ぶちかませ！〉とか〈ぶち破って〉という強いニュアンスの言葉が多く使われていたので、新体制になった今、俺達だけでもやれるぜ！　っていう意気込みが投影されてるのかなと思いました。こういう曲も、今の風男塾らしさなんだよ！　みたいな。

英城凛空：それは俺も感じましたね。だから、全体的には、疾走感やちょっとダークな雰囲気を意識して歌っていたんですけど、〈ぶちかませ！〉のところは自分の気持ちを投げようと思って、思いっきり歌いました。

葉崎アラン：でも、強気な歌詞のわりに、意外とバチバチにパフォーマンスするような振付ではなくて。歩くところが多かったり、立ち方で魅せるような部分が多いので、演出のコンセプトによってアレンジを効かせられるなって思いますね。

神那橙摩：杖やハットのような小道具を使うのも面白そうだしね。どんな演出になるのか、俺達も楽しみにしています。

――もう一方の「OPEN SESAME」はメンバー紹介ソングです。ライブの幕開けを告げるような華やかな楽曲ですね。

葉崎アラン：この曲はもともと、ライブのオープニングSEとしていただいた曲だったんです。テーマパークのショータイムのような雰囲気だし、こういう曲調は歌ったことがなかったので新鮮でしたね。ミュージカルっぽい歌い回しというか、ショーのキャラクターになったような気持ちでレコーディングしました。1人ずつ歌い繋ぐソロパートでは、各メンバーのキャラに合ったキャッチコピーや歌詞が入っているので、聴いていて面白いと思いますし、これもライブで披露するのが楽しみな1曲です。

――ちなみに、アランさんのキャッチコピーは〈Isolated Genius ALLAN〉（孤高の天才 アラン）なのですが……。

葉崎アラン：俺は孤高の天才ではないですけど！（一同笑） 「LIKE A RAINBOW」のMVと同じように、ここから風王になった方にも、メンバーのキャラクターがわかりやすく伝わる曲かなと思います。

――そんなアランさんをはじめ、スーパーヒーローの雅さん、頼もしい関汰さん、穏やかに微笑む凛空さん、イケメンな真咲さん……とカッコいいキャッチコピーが並ぶ中で、橙摩さんだけ“食いしん坊”と紹介されているのが気になりました（笑）。

神那橙摩：俺も気になってたんですよ！ でも、「LIKE A RAINBOW」のMVで、山盛りの白米を食べる夢が叶ったので、まぁいいかなって（笑）。あと、〈元気かい？エヴィバディ～〉っていうところを〈元気かい？名古屋〉とか〈元気かい？大阪〉というふうに、地方によって変えられるのは、俺のパートの特権だと思っていて。レコーディングも、事前に決まっていたフレーズをそのまま歌うんじゃなくて、現場で「ここはこうしようか？」とアレンジしながら録っていったので、すごく楽しかったです。

偉舞喜雅：俺は歌い出し担当なので、ここから始まるよ、踊りだそうぜ！　っていう感じを意識して歌いましたね。それを体で表現することは得意なんですけど、歌で表現しようと思うと難しくて、いろんなパターンを録りました。ディレクターさんに「こういうニュアンスで歌って」って言われて試したテイクを褒められることもあれば、素直に歌った時に「その感じいいね」って言われたこともあって。試行錯誤する中で自分の歌の良さに気づけたので、良い経験になりましたね。

柚希関汰：俺はレコーディングのトップバッターだったので、みんながどういうふうに録っていったのかを全く知らなくて。曲が完成した時は「こうなったのかー！」って感激して、何度も聴いちゃいましたね。自分のパートで力を入れたのは、フェイクのところ。フェイクを入れるのが久しぶりだったので、歌詞以上に時間をかけました。

――雅さんや関汰さんのカッコいいフェイクに対して、凛空さんの初々しいラップも印象的でした。少年っぽい雰囲気があって。

英城凛空：ありがとうございます。やんちゃっぽさは意識して歌いました。ただ、レコーディングでは何回も噛んだので、はたしてライブでちゃんと言えるのか……これは試練ですね。それと、最後の〈Clap Clap, Cha Cha Cha, Clap Clap〉の部分は「すごくカッコつけて、吐息交じりで、ちょいダサい感じで歌って」ってディレクターさんに言われたんですけど、現場では何を言われているのかよくわからなくて（笑）。それっぽいニュアンスで歌ってみたものの、ちゃんと歌えているか心配だったんです。でも、仕上がった音源を聴いたら良い感じになっていたので、安心しました！　ここは注目……されると恥ずかしいので、ちょっと気にして聴いてもらえたら嬉しいです（笑）。

――そして、ソロパートのトリを飾るのが〈Good Looking MASAKI〉。〈やあ　待たせたね〉から始まる真咲さんのパートは、ほぼ台詞ですね。

紅竜真咲：俺のパートは、気づいたら録音されてましたね。いつも通り話してたら、なんかよかったみたいで。ははは。

神那橙摩：ってことにしておいてください！

紅竜真咲：おい（笑）！　吐息交じりというか、あんまりライブではやらない声の出し方をしたので、ぜひイヤフォンで、耳元での囁きを体験してみてください。

――「OPEN SESAME」の振付はどうなりそうですか？

柚希関汰：ダンスも各々の個性が際立っていますね。たとえば、アランくんのソロパートだったら、各自で違う動きをしていたり。橙摩くんのソロパートだったら、みんなで一緒に盛り上がったり。俺がソロパートを歌っている時は、両脇で雅くんと橙摩くんが踊ってくれたり。その時のフォーメーションによって見せ方が変わるので、見ごたえがあると思います。俺のパートの時の雅くんと橙摩くんのダンスは、フリースタイルなんですよね？

偉舞喜雅：うん。関汰のソロパートでは、橙摩と一緒に、背景の映像になったつもりで踊りたいと思います（笑）。

――では最後に、橙摩さん、7月3日から始まる全国ツアー『風男塾LIVE TOUR 2021 epoch メイキング～風の時代～（改）』への意気込みをお願いします。

神那橙摩：俺は2020年に加入したので、（東名阪以外の）ツアーを廻るのは今回が初めてですし、去年一緒に過ごせなかった夏を取り返す勢いで、アツいライブをお届けしたいなと思っています。今回のツアーを通して、自分もメンバーもきっと新たな目標や夢が見えてくると思うので、ここでさらに成長したいですね。そして、1人ひとりの個性や強さを持ち寄って、今よりももっと大きな風男塾になっていきたいなと思います。俺達と一緒に、アツい夏を過ごしましょう！

■リリース情報
2021年7月7日発売
『LIKE A RAINBOW』

初回限定盤A（CD+DVD）
価格：¥1,580 TECI-767
＜CD収録内容＞
1.LIKE A RAINBOW
2.叛逆者たちに明日よあれ
＜DVD収録内容＞
「LIKE A RAINBOW」 Music Video＆メイキング

初回限定盤B（CD+DVD）
価格：¥1,580/TECI-768
＜CD収録内容＞
1.LIKE A RAINBOW
2.叛逆者たちに明日よあれ
＜DVD収録内容＞
LIKE A RAINBOW一色コーディネート対決！

通常盤（CD）
価格：¥1,100/TECI-769
＜CD収録内容＞
1.LIKE A RAINBOW
2.叛逆者たちに明日よあれ
3.OPEN SESAME
上記3曲のInstrumental

■ライブ/イベント情報
『風男塾LIVE 2021 epochメイキング 風の時代（改）』
料金￥5,000（税込・入場時別途ドリンク代必要・整理番号順入場）

7月3日（土）東京/ 渋谷ストリームホール【5月3日東京の振替公演】
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問)サンライズプロモーション東京　0570-00-3337

7月17日（土）神奈川/ 新横浜NEW SIDE BEACH!!
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問)サンライズプロモーション東京　0570-00-3337

7月18日（日）千葉/ 柏PALOOZA
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問)サンライズプロモーション東京　0570-00-3337

7月24日（土）愛知/ 名古屋ボトムライン【4月29日名古屋の振替公演】
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問)サンデーフォークプロモーション　052-320-9100

7月25日（日）大阪/ ESAKA MUSE【5月5日大阪の振替公演】
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問) サウンドクリエーター　06-6357-4400

7月31日（土）福岡/ DRUM Be-1
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問) DRUM Be-1　092-737-5300

8月1日（日）広島/ SECOND CRUTCH
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問) キャンディープロモーション　082-249-8334（平日11:00～16:00）

8月7日（土）北海道/ 札幌cube garden
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問) マウントアライブ　011-623-5555（平日12:00～15:00 )

8月15日（日）埼玉/ HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問)サンライズプロモーション東京　0570-00-3337

8月22日（日）宮城/ 仙台 CLUB JUNK BOX
【1部】開場 12:00/ 開演 12:30 【2部】開場 16:00/ 開演 16:30
(問)GIP 0570-01-9999

オフィシャルサイト：http://nfs724.com
オフィシャルTwitter：https://twitter.com/fudan_juku
レーベルサイト：http://www.teichiku.co.jp/artist/fu-danjuku/

サイン入りチェキプレゼント

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