カップリング曲の「Joyful」も明るくポップで、聴いてるだけで楽しくなれるような一曲。〈イエベ？ ブルベ？／“私カラー”で〉や〈イイネどうしよう？ 誰をフォロー？／まずは自分をでしょ〉といった自分らしく生きることの大切さを今風の表現で歌っている。対して「Sweet Bomb!」は、英詞の多いガーリーポップ。〈Boringな日々にサヨナラ〉〈もっと弾けたい気分！〉など、とにかく明るく気分爽快な1曲だ。先駆けて配信リリースされていた「Make you happy」は、〈その笑顔見てるとき ほんと幸せ〉〈あ〜もう！笑ってほしい〉と相手の笑顔を促す1曲。彼女たちらしいポジティブさが感じ取れる。

　どれも共通してハッピーな曲調で、リスナーの気分を明るくするような作品で揃っている。“自分らしさ”の重要性を歌い続けているのも特徴だ。まだデビューしたばかりの彼女たち。その若い力と個性の輝きで、世界を“虹色”に染め上げてほしい。

■荻原梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter（@az_ogi）