ReoNa、アニメも話題の最新曲「ANIMA」がバイラルチャート上昇 アップテンポな楽曲で聴かせる、ボーカルの新たな魅力

 2018年にテレビアニメ『ハッピーシュガーライフ』のエンディングテーマとして「SWEET HURT」で最初のシングルをリリースしたReoNaは、以降2019年2月に『forget-me-not』、そして8月に『Null』と立て続けにシングルをリリースし、オリコンチャートでの成績も徐々に上昇させていった。特に『Null』はノンタイアップにしてオリコンチャート最高19位となり、大きな成長とアーティストとしての真価を見せつけた。

ReoNa 『SWEET HURT』-Music Video YouTube EDIT ver.-
ReoNa 『forget-me-not』-Music Video YouTube EDIT ver.-

 最新曲となる「ANIMA」は、『Null』収録曲と比べてアップテンポな楽曲となっており、これまでバラードが多かったReoNaの新たな魅力を見せつける楽曲だ。ReoNaのシグネチャーであるしっかり耳に届くブレスを交えた歌唱も健在で、歌い上げるというより感情を絞り出すようなボーカルが印象的。リズム隊を強く押し出した楽曲とReoNaの繊細な歌声の相乗効果が絶妙な緊張感を生み出し、大きなカタルシスに導いてくれる。

 10月7日リリースの1stアルバム『unknown』にはいくつかの配信限定シングル曲もおさめられており、ReoNaの成長の軌跡を感じさせる集大成的な1枚になっている。『unknown』を通して聴くことでアニソンシンガーの枠を超えた1人のアーティストとしてのReoNaが垣間見えてくるだろう。

■Z11
1990年生まれ、東京/清澄白河在住の音楽ライター。
一般企業に勤務しながら執筆活動中。音楽だけにとどまらず映画、書籍、アートなどカルチャー全般についてTwitterで発信。ブリの照り焼きを作らせたら右に出る者はいない。
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