ビヨンセ、奴隷解放の日を祝した新曲「ブラック・パレード」を突如リリース

 ビヨンセが、6月19日(日本時間6月20日)に新曲「ブラック・パレード」を突如リリースした。

 「ブラック・パレード」は、1865年6月19日にビヨンセの故郷でもあるアメリカ・テキサス州で奴隷が完全に解放されたことを記念し、“ジューンティーンス”として祝われている同日に配信された。楽曲では、ビヨンセが自身のルーツや故郷について、さらに〈さあ行くわ 王座に高々と座って/私のパレードについてきて、ブラック・ パレードに〉と、黒人であることについてを誇り高く歌いあげている。

 楽曲が配信されると、Twitterの世界トレンドでは「Beyoncé」が1位に、「Black Parade」が3位を獲得。ビヨンセは楽曲のリリースと共に、自身のInstagramで「良いジューンティーンスの週末を! これからも、困難の中でも私たちが喜びを分かちあい、お互いを称え続けることを祈っています。私たちの美しさ、力、勢力を忘れないでください」と投稿した。

 また、「ブラック・パレード」のリリースに際して公開されたウェブページでは、自身が立ち上げた慈善事業「BeyGOOD」から、黒人による事業支援を目的とした基金を通し、彼らが所有するスモールビジネスを支援すると発表。管理は、ニューヨーク市を拠点に経済的不当な地域に住むアフリカ系アメリカ人などに対して、経済や教育面での支援、さらに人権の保障を目的としたナショナルアーバンリーグが行っている。

 ビヨンセは日本時間6月8日、YouTube上で開催されたオンライン卒業式「Dear Class of 2020」にも出席し、約10分にわたって卒業祝いのスピーチを行った。同スピーチ内でも、ジョージ・フロイド、アマード・アーベリー、ブリオナ・テイラーなど、罪なき黒人たちが殺害された事件に触れ、黒人として、そして女性としてこれまでのキャリアで経験してきた苦労や困難を元に、若者に向けて激励の言葉を送った。

ビヨンセ「Dear Class of 2020」スピーチ全文和訳はこちら

「ブラック・パレード」

■リリース情報
ビヨンセ
「ブラック・パレード」
6月20日配信
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■関連サイト
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