菅田将暉、「まちがいさがし」で果たした米津玄師との再タッグ “声と歌”を最大限に生かした一曲に
「ほんといい声だよね。毎回言ってるけど。嫉妬するもん」と、今年4月に『菅田将暉のオールナイトニッポン』（ニッポン放送）にゲスト出演した際にも米津は話していたが、菅田の声が最大限に発揮される、しかもともに新しい地点へと挑めるような曲。そういった部分で米津が悩みに悩み抜き、完成したのが「まちがいさがし」だったという。
“菅田将暉じゃなくても成立するもの”ではだめだったと米津は話す。しかも米津自身が自分で歌って成立するのとも違う曲を作らないといけないという強い思いがあったと、同ラジオでは語られていた。菅田将暉が歌って初めて成立する曲、というこだわりを聞いた菅田が「菅田将暉ってなんなん？」と逆に米津に問い返すほどに、菅田の声と歌の持つ力が考え抜かれた結果生まれた、米津渾身の、自分以外の人のための曲。そのエピソードを踏まえて聴くと、サビ終わり部分にある〈君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ〉という詞がまたふくよかな意味合いを持って聞こえてきたりもするから、不思議なものである。
先に挙げた『パーフェクトワールド』主演の松坂は菅田の事務所の先輩であるし、米津とは2017年の「灰色と青」で共演をして以来の関係性であるからこそ、このコラボレーションが決して“内輪受け的なもの”にならずさらに多くの人を巻き込む力を持つ作品になるようにしたい、という気迫、念力とも取れるような緊張感がこの「まちがいさがし」には込められている。
菅田が「見たこともない景色」でシンガーとしてデビューしてから丸2年。「まちがいさがし」は、シンプルなものが打ち出される背景には数え切れないほどの試行錯誤があるという普遍的な事実を感じ取ることのできる、菅田と米津、渾身の1曲だ。7月10日には2ndアルバム『LOVE』もリリースされる。同作に収録されるあいみょんや秋田ひろむ（amazarashi）、石崎ひゅーい、柴田隆浩（忘れらんねえよ）、志磨遼平（ドレスコーズ）といったアーティストからの提供曲、そして菅田自身が書き下ろした楽曲の数々も心待ちにしたい。
■鈴木 絵美里
1981年東京都生まれ、神奈川県育ち。東京外国語大学卒。
ディレクター・編集者として広告代理店、出版社にて10年間勤務の後、2015年より独立。現在はWEB、紙、イベントを軸としたコンテンツの企画・ディレクションおよび執筆に携わる。音楽、映画、舞台、テレビ、ラジオなどエンタテイメントを広く愛好。
■配信情報
2019年5月14日（火）配信リリース
「まちがいさがし」
作詞・作曲・プロデュース：米津玄師
ドラマ「パーフェクトワールド」主題歌
ストリーミング配信はこちら
■リリース情報
菅田将暉 2ndアルバム『LOVE』
発売日：7月10日（水）
＜収録曲＞
01 「まちがいさがし」
作詞・作曲・プロデュース：米津玄師
≪カンテレ・CX系 火9ドラマ『パーフェクトワールド』主題歌≫
02 「クローバー」
作詞・作曲：石崎ひゅーい
03 「ロングホープ・フィリア」
作詞・作曲：秋田ひろむ(amazarashi)
≪映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE -2人の英雄-」主題歌≫
04 「7.1oz」
作詞：菅田将暉、柴田隆浩(忘れらんねえよ) 作曲：柴田隆浩(忘れらんねえよ)
05 「ドラス」
作詞・作曲：菅田将暉
06 「つもる話」
作詞・作曲：菅田将暉
07 「キスだけで feat. あいみょん」
作詞・作曲：あいみょん
08 「りびんぐでっど」
作詞・作曲：志磨遼平(ドレスコーズ)
09 「TONE BENDER LOVE」
作詞・作曲：菅田将暉、KNEEKIDS
10 「あいつとその子」
作詞・作曲：菅田将暉
11 「ベイビィ」
作詞：菅田将暉 作曲：永嶋柊吾
完全生産限定盤
【内容物】CD＋大判フォトブック
＜ブックレット内容＞アルバムの制作風景を収めた64Pに及ぶ豪華フォトブック
価格：￥5,000＋税
初回生産限定盤
【内容物】CD＋DVD
価格：￥3,611＋税
通常盤
【内容物】CDのみ
価格：￥2,963＋税
■ライブ情報
『菅田将暉LIVE TOUR 2019“LOVE”』
＜日程・会場＞
8月24日(土) 福岡 Zepp Fukuoka
8月29日(木) 愛知 Zepp Nagoya
8月31日(土) 大阪 Zepp Osaka Bayside
9月5日(木) 東京 Zepp DiverCity TOKYO
9月6日(金) 東京 Zepp DiverCity TOKYO
チケット料金：
1Fスタンディング ￥7,500（入場時別途ドリンク代必要）
2F座席指定 ￥8,000（入場時別途ドリンク代必要）
2Fスタンディング ￥7,500（入場時別途ドリンク代必要）
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