YOSHIKI、紅組&白組での出場に感慨 「まさか今度は自分と対決することになるとは」

 12月31日放送の『第69回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)のリハーサルが、12月29日よりNHKホールでスタートしている。

 X JAPANのYOSHIKIは、YOSHIKI feat. HYDEとして白組に、YOSHIKI&サラ・ブライトマンとして紅組に出場する。サラ・ブライトマンの『紅白』出場は、1991年以来27年振りとなる。囲み会見に応えたサラは、通訳を通じ「すごく若い時に出ました」と回想。「YOSHIKIさんが今回私を『紅白』に連れてきてくださった。(前回の出演から)ずっと日本のみなさんが私にとっての心の支えだったので日本に来られることは嬉しかった上に、YOSHIKIさんに招いていただいたことが一番嬉しいです」と笑みを浮かべた。平成という時代の最後に出演すること、YOSHIKIが紅組、白組どちらでもパフォーマンスすることを説明されると、サラは「すごい! いいパフォーマンスができそう」とコメントし、「紅組は勝てそうですか?」という記者からの質問にYOSHIKIはサラへ「サラが出るんだから、紅組が勝つってことにしよう」と提案し、和やかな空気が生まれた。

 ここからサラが会見を後にし、YOSHIKI一人に。改めて『紅白』出場に「『紅白』って自分の節目にあって。X JAPANが解散した年に『紅白』に出ていて。そこから復活して、ゴジラを倒したり、去年はドラムの復帰とかいろんなことに挑戦してきたと思うんですが、まさか今度は自分と対決することになるとは思ってなかったです」と両組での出場を“自分との対決”と例え、「ゴジラより僕の方が強敵かもしれないですね」とも述べていた。

 また、YOSHIKI feat. HYDEのステージにはLUNA SEAのSUGIZOがギタリストとして参加することが決定している。「L'Arc-en-Ciel、LUNA SEA、X JAPANと、そういうバンドが同時に(『紅白』の)ステージに立つことが今まであったのかなと。いろんなことが感慨深いなぁと思います」とコラボレーションへの期待を煽った。

 来年に向けて抱負を聞かれたYOSHIKIは「努力したことが実るような、ファンの方の期待に応えられるように、みなさんを笑顔にできるような年にしたいと思います」とコメント。最後に、「紅、白どっちが勝ちますか?」と再び記者から質問されたYOSHIKIは困惑しながら「言えないでしょ? どっちが勝っても僕はいいんですもんね。どっちだろう……やっぱり“紅”に染まっちゃいますかね」とユーモアを交えて回答し、会見を締めた。

(取材・文=渡辺彰浩)

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