TOKIOの男気と遊び心溢れるライブを熱望! アイドルとロックバンドのハイブリットな魅力

 そして、なによりも彼らがライブを楽しむ姿が見たい。先述した長瀬のラジオでは、自宅スタジオで収録されたことがある。歌入れを行なう際に使うコンデンサーマイクを用いて収録したため、加湿器が稼働する音が入ったり、出前が到着してチャイムが鳴ったりと、予想外のことが次々と起こる。その状況を「夜飯を食べてなかったのでね(笑)」 とハプニングをエンターテインメントに変えていく。そんなポテンシャルの高さが、アイドルとロックバンドのハイブリット型アーティストの強さ。ちなみに、最新シングル「クモ」のカップリングは“ 島茂子とソイラテズ”による「女の坂道」が収録されている。この60〜70年代風ムード歌謡については「バンドやって一周したってことだな。自分たちの範囲じゃないものも表現してみようとか、そういうものを俺たちがやったらどうなるのかみたいな」と遊び心で生まれたものだと語られた。MVまで作られたこの楽曲が、このままステージで披露されずに終わるなんてもったいない。今こそ、彼らの男気溢れる遊び心満載なライブを待ち望んでいる。

(文=佐藤結衣)

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