『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』劇中歌は大人向け? 選曲テーマの変化を読む

 ガン監督は、脚本執筆と同時に、そのシーンに合った挿入歌を考えながら制作を進めたという。今回の楽曲について「8歳の子どものためにされたものではなく、より成長した人に向けられた音楽なんだ」と明かしているように、アップテンポなロックサウンドやグルーヴィーなブラックミュージックが使用されていた前作と比べると、大人の人間関係をイメージさせる曲や味わい深いミディアムナンバーがセレクトされている印象だ。

 同シリーズの挿入歌は、鑑賞者の感情を煽るだけでなく、ストーリーテリングの役割を担っている。歌詞の意味や楽曲が生まれた背景を知ることで、さらに深く作品を楽しむことができるはずだ。

(文=泉夏音)

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