現役パイロットによるバンド・TOLIP、1stアルバム『空へ』リリース発表 残響レコード内<残響Airlines>から発売

TOLIP

 TOLIPが、残響レコードとタッグを組み、レーベル<残響Airlines>から1stアルバム『空へ』を11月11日にDL配信、12月17日の“飛行機の日”にCDをリリースすると発表した。

 TOLIPは、音楽好きの現役パイロットたちにより結成されたバンド。2000年にはANAのコマーシャルソング「コントレール」を製作し、SMEよりシングル盤をリリースしていた。今回リリースする作品のアートワークは、フジドリームエアラインの機体デザインも手がけたエアラインデザイナー大山氏が担当している。

 メンバーは同作について「夢に向かって頑張っている方や悩みを抱えている方を勇気づけ、少しでも背中を押すお手伝いができないか、コックピットドアの内側でいつも抱いているそんな思いを、このアルバム『空へ』に込めて作りました」とコメントしている。コメント全文は下記に掲載する。

■リリース情報
TOLIP 1st Album 『空へ』
DL配信:11月11日(世界平和の日)
CD発売:12月17日(飛行機の日)
価格:¥2,300+税
<収録楽曲>
1.Welcome Aboard !
2.空へ
3.僕らの翼
4.虹
5.767
6.雲
7.FLY FLY FLY
8.Wings To The Blue Sky
+Special Flights
9.To The Sky
10.Cockpit Preparation

メンバーコメント

宇宙船から見る地球には及ばないものの、飛行機からでも地球ってやっぱり丸いんだな、と感じることができます。
飛行機は旅客機の場合、最も高く上昇する時は41000ft、およそ12200mの高度で巡航します。一般に対流圏の上の層である成層圏と言われるところです。
この成層圏は対流圏とは違い空気は薄く、気温もマイナス50℃前後の大変厳しい環境です。
そんな環境だからこそ見える光景は時折息を飲む美しい顔を見せてくれます。

信じられない程のおびただしい数の星のきらめき。大空に跨がる天の川。
北の空に揺らめくオーロラ。赤道直下に広がる積乱雲に伴う活発な放電など…。
その中でも特に素晴らしいのは日の出の瞬間です。
真っ暗な空が徐々に青みを帯び紫色からオーシャンブルーに変わりゆっくりとオレンジ色がかってきます。やがて太陽が地平線や水平線から顔を出すと宝石のようなきらめきで一気に辺りを別世界に変えていきます。

どんな職業にも辛いことや、くじけそうになることがあるように私たちも例外ではありません。長期に渡る厳しい訓練で幾度もくじけそうになりながらも必死でもがき続けてきました。でもお客様との一期一会から、時には感謝されたり最高の笑顔を頂くと、夢を諦めずにこの仕事を目指して努力した日々がとても貴重な時間に思えてきます。だからこそ地球も今まで見たこともない様々な光景で迎え入れてくれていると感じます。

残念ながら私たちパイロットという職業はお客様に直接お話ができる職業ではありません。ですが夢に向かって頑張っている方や悩みを抱えている方を勇気づけ、少しでも背中を押すお手伝いができないか、コックピットドアの内側でいつも抱いているそんな思いを、このアルバム「空へ」に込めて作りました。

皆さんもどうか自分を信じて夢を持ち続けて下さい!
諦めないで夢を信じ続けないと夢は絶対叶わないのだから…。
自分を探す旅の途中の方も、夢に向かって努力を重ねている方も。
悩みの出口を探している方も、伝えられない思いを心に秘めた方も。
自ら作った限界を壊そうとしている方も、逃げ出したい気持ちと戦っている方も。
心の翼をゆっくりと育てている方も、失敗を受け入れて次に進もうとしている方も。
守りたい大切な物を見つけた方も、生きる理由を探している方も。

ぜひ私たちと一緒に飛び立ちましょう…「空へ」!

■関連リンク
TOLIP オフィシャルサイト
http://tolip.jp/
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