電波少女が語る、ネットラップの強み「表に出るのが苦手でも、ヒップホップで表現できる」

「ヒップホップはいちばん好きなジャンル」

ーー今後の課題としているところは。

ハシシ：ライブが課題ですね。ライブをやった後は必ずちょっとした挫折感を味わっていて。MCであんまり弾けたことが言えなかったり、うまく煽れなかったりして、曲は自分たちの方がいいはずなのに、パフォーマンスで共演者に負けたと感じることも多くて。ただ、毎回悔しい気持ちなので、それがモチベーションにもなっています。次こそはかましてやろうって、いつも考えていますね。

ーーでも、先日ライブを観たときはすごく盛り上がっていましたよ。

ハシシ：たぶん、ホームだからですね（笑）。でも僕らのお客さんは本当に幅が広くて、女の子のお客さんも多く、ヒップホップシーン特有の閉塞感もあまりないので、そういう意味では盛り上がりやすい要素はあるのかもしれない。

ーーnicecreamさんがいきなりブレイクダンスを披露するのもインパクトがありますしね。

nicecream：（笑）

ーーでは最後に、２人にとってヒップホップとは何かを教えてください。

nicecream：高校に入ってヒップホップに出会って、ファット・ジョーやジャ・ルール、スリック・リックからア・トライブ・コールド・クエストまでいろいろ聴いてきましたけれど、そうした音楽はいまも自分のなかの基準になっています。

ハシシ：結局、いちばん好きなジャンルかな。いろんな寄り道はするんだけど、やっていて楽しいのはやっぱりヒップホップ。あとはダサい考え方なのかもしれないけど、ひとにナメられない音楽というか、いちばん悪くて強い音楽だと思っていて、いまもそこに惹かれている自分がいますね。

（取材・文＝松田広宣）

■リリース情報
電波少女『WHO』
発売日：2015年7月8日
品番：RCSP-0059
定価：￥2,480（tax out）
発売元：redrec / sputniklab inc.

〈収録曲〉
M-1：OUTRO　
M-2：MO feat. NIHA-C　
M-3：HIPHOPLIFE3 feat.抹 a.k.a ナンブヒトシ,NOBY　
M-4：LIAR GAME Remix feat. TWOFACE　
M-5：This world is クソゲー feat. SHAKABOOZ　
M-6：SKIT　
M-7：FRI_END feat.PA220 a.k.a mcgundam　
M-8：Earphone feat. Jinmenusagi　
M-9：NAVY BLUE feat.コカツ・テスタロッサ　
M-10：idler stella feat. nera_K,ぼくのりりっくのぼうよみ,野崎りこん　
M-11：オルタネートエラー feat.トップハムハット狂　
M-12：INTRO　
M-13：INVADER feat. RAq

電波少女、ハシシによる2ndアルバム『WHO』全曲解説は以下。
電波少女オフィシャルWeb

■ライブ情報
【インストアライブ】
イベントタイトル：電波少女『WHO』発売記念ミニライブ&特典引換会
・日時：7月10日（金）19:00START
・場所：タワーレコード渋谷店　4Fイベントスペース
・内容：ミニライブ&特典引換会(特典:この日限りのサイン入りステッカー)
・参加方法：観覧自由。下記対象店舗にて、アルバム『WHO』を購入した方に先着でイベント参加券を配布。イベント参加券でミニライブ終了後に開催される特典引換会に参加できる。
※整理番号なし。開始15分前にステージ前に集合。

・対象店舗:タワーレコード渋谷、新宿、池袋、秋葉原、横浜ビブレ
・お問合せ：タワーレコード渋谷店　03-3496-3661

【2ndアルバム『WHO』発売記念ライブ】
タイトル：「電波少女presents ‟THAT GIRL“～2nd Album‟WHO”Release Party featuring Oneman LIVE〜」
日程：7月20日（祝・月）
場所：Shibuya Milkyway
出演：電波少女（feat. コカツ・テスタロッサ, Jinmenusagi, トップハムハット狂, NIHA-C, NOBY, 抹 a.k.a ナンブヒトシ, RAq and more...）
開場：17時30分　開演：18時
チケット：前売り￥2,500-（ドリンク代別）　当日券￥3,000-（ドリンク代別）
問い合わせ：Shibuya Milkyway　TEL：03-6416-3227