AKB48、論客と“自殺は減らせるか”討論 横山由依「手助けできることがあれば…」

 続いて「自殺したくなったとき」について、宮澤佐江が「中学生のころ、試験勉強が嫌でカッターで自殺を図ろうとしたとき、ママが来て。止めてくれるのかと思ったら『アンタ自分で死ぬ勇気ないでしょ。だったらあたしが殺してあげる』って言われて、『やめてください』となった」と衝撃の過去を明かすと、指原は「中学生時代にいじめられてた。その時に『今死んだら私をいじめてた子たちは絶対後悔する』と思った」と告白。濱野は自殺について「人間にしかできないこと。自殺って究極の矛盾」と、自らの考えを述べた。

 その後、「自殺は減らせる?」というテーマについて、横山由依が「手助けできることがあればいいけど…」と困惑すると、宇野は「人間の内面は変わらないけど、環境を変えることはできる。時間を稼ぐという意味で、話を聴くことだけでも意味があるし、美味しいものを一緒に食べるとかでもいい」と、手助けの具体策を示した。また、指原が「Twitterには自殺したいという人を会社に報告すれば引きとめてくれるサービスがある」とTwitterのシステムを語ると、宇野は「引きとめることは難しいけど、環境や戸籍を変えてやり直しできるリセットカードのようなものがあればいい」と新たな角度からの意見を提案。これらを聞いた木崎は「いくらでも逃げ道はある。何十年後にどうにかなるかもしれないから死なないでほしい」とストレートな意見を述べ、番組が終了した。

 「自殺」というテーマについて、メンバーと論客が熱い議論を交わした今回の放送。次回はメンバーが「すっぴん」について意見を述べる予定だ。

(文=向原康太)

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