『ポケモン』のゲーフリが萌えソシャゲに本格参入? 新作『雨のちハレ女』に“本領発揮”を期待する声

『ポケットモンスター』シリーズでお馴染みのゲームフリークが、新作スマートフォン向けゲーム『雨のちハレ女』の情報を公開した。あわせてキービジュアルやティザーPVもお披露目されたが、その意外な方向性に驚きの声が上がっている。
天気予報が魔法の力に変わる新たな遊び
『雨のちハレ女』は“天気”をメインテーマとした作品になる模様。天気を力に変える魔法少女「ハレ女」がパートナーの「クモリン」と協力し、ゴミをモチーフにした敵キャラクター「ヤミクモ」と戦うという設定だ。
9月14日に配信された公式生放送「ハレ女部ミーティング#1」では、開発陣の口から具体的なゲーム内容が明らかに。ウェザーニューズが提供する天候データがリアルタイムで反映され、これと連動する形でゲームが進行するという。
「ハレ女」たちはさまざまな天気の属性をもっており、晴れの地域なら晴れで力を発揮する「ハレ女」が有利になる……といったバトルの仕組みになるようだ。同放送では週間天気予報の内容が“天気力”に変換され、天気魔法を使えるようになるというシステムについても説明されていた。
まだ詳細なシステムは明かされていないものの、すでに既存のゲームにはない斬新なシステムであることが伝わってくる。そうした新しい遊びの提供という方向性に関しては、“ゲームフリークらしさ”が窺えるだろう。
その一方、ゲームに登場するヒロインは、『ウマ娘 プリティーダービー』や『学園アイドルマスター』などの“美少女ソシャゲ”に近いようなデザインだ。実際に今作のキャラクターデザインを担当する南野あき氏は、『学園アイドルマスター』のキャラクター原案を共同で務めているクリエイターだ。
さらに言えば魔法少女モノを踏襲した設定も、アニメチックな世界観を感じさせるところがある。そのため「ゲームフリーク=ポケモン」というイメージを持っているユーザーにとっては、かなり意外な発表だったようだ。
美少女ゲームへの挑戦に感じるゲームフリークらしさ
とはいえゲームフリークはかねてより、挑戦的なゲーム開発を行ってきた。ボトムアップ型の新規タイトル開発制度「ギアプロジェクト制度」がその象徴だ。
最近では8月にリアル調のアクションRPG『Beast of Reincarnation』がゲームフリーク最新作としてリリースされたばかり。同作は“弾き”システムを導入した爽快感のあるバトルシステムとなっており、流行りのソウルライク系に近いとも言われていた。言うまでもなく『ポケモン』のイメージとはかけ離れたゲームだ。
他にもゲームフリークはソリティアと競馬ゲームを組み合わせた『ソリティ馬』シリーズなど、ユニークな発想のゲームを数多く開発してきた。今回の美少女ゲーム路線にしても、同社の新たな挑戦の一環なのかもしれない。
その一方でゲームフリークといえば、初代『ポケモン』の頃から女性キャラクターが思わぬ人気を博してきたという一面もある。たとえば『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のナンジャモは設定が発表された直後からSNS上でバズを巻き起こしたことが印象的。昨年発売された『Pokémon LEGENDS Z-A』でも、デウロやカナリィ、ユカリといった個性あふれる女性キャラたちが注目を浴びている。
そうしたゲームフリークのノウハウが結集した美少女ゲームと考えると、むしろ“本領発揮”のジャンルと言ってもいいだろう。実際にSNS上では「これを待ってた」「ついに本気で萌えゲーを出すのか」といった反応が上がっていた。
キャラクターコンテンツでありながら、「天気と連動したゲーム」という斬新なアイデアも盛り込んでいる『雨のちハレ女』。「基本プレイ無料(アプリ内課金あり)」のゲームとのことなので、上手くヒットすれば巨大IPに育つことも十分ありえるはず。今後の展開に注目していきたい。























