“タイマン50戦無敗”伝説のレディース総長、現在の姿に密着『愛のハイエナ season6』9話

 お笑いコンビ・ニューヨークがMCを務めるABEMAオリジナル番組『愛のハイエナ season6』が、9月8日に放送された。

 本番組は、“愛に飢えたハイエナ”となったニューヨークとさらば青春の光の4人が、「愛」をテーマに人間の欲望をあぶり出していくドキュメントバラエティ。

 今回は、伝説のレディース総長の現在を大調査する企画と、恋愛下手な女性たちが親同伴で恋人探しに挑む新企画「親の隣で恋をした」を中心にレビューしたい。

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 まずは、昭和から平成にかけて社会問題にもなった女性だけの暴走族、通称「レディース」。その中でもカリスマ的存在だった総長たちは、現在どんな人生を送っているのか。今回は「音速天女」初代総長・しおりさんと、愛知県の東三河女番連合、通称「女連(スケレン)」豊川支部2代目副総長・てるみさんの現在に迫った。

 最初に登場したのは、富山県で2000年代最強ともいわれた「音速天女」の初代総長・しおりさん。現在36歳となったしおりさんを、「BreakingDown」でおなじみのバン仲村が訪ねると、まず目を引いたのが顔に残る傷跡。仲村がえくぼだと思った跡も、実は喧嘩によってできた傷だったという。

 当時のタイマン成績はなんと50戦無敗。毎週土曜日の集会では喧嘩の練習まで行い、50対50の大規模な抗争にも参戦するなど、その武闘派ぶりはまさに伝説級だった。富山だけでは飽き足らず、隣県への進出や全国制覇まで考えていたという話には、仲村も「徳川家康にでもなろうとしてた?」とツッコミを入れるほど。

 しかし17歳の時、抗争が大きな事件へと発展。暴行・傷害などで逮捕され、1年8か月の少年院生活を送ったことをきっかけに総長を引退した。

 現在のしおりさんは、女手ひとつで2人の息子を育てながら、200万円で買い取ったスナックを経営。常連客に囲まれ、当時とはまったく違う日常を送っている。「心が無い人間だった」と当時を振り返りながら、息子たちには「この子らに憧れて欲しくない」「優しい気持ちでいてほしい」と語る姿からは、母親としての強い願いが感じられた。

 続いて登場したのは「女連」豊川支部2代目副総長のてるみさん。かつては500~600人ものメンバーが在籍し、10以上の支部を持っていたという巨大なレディースだ。ヤクザの事務所に乗り込んだり、交番を襲撃したりと、こちらも驚きのエピソードが次々と飛び出す。

 そんなてるみさんに転機が訪れたのは18歳。引退暴走では300人以上の仲間が集まり、その後、警察に捕まって事情聴取を受けた。その際、警察官から「お前だけは誰一人名前を出さなかった」と言われた経験が、てるみさんの人生を変えるきっかけになったという。仲間への感謝から「人の助けになる仕事がしたい」と考えるようになり、現在は特殊清掃士・遺品整理士として独立。将来は少年院や刑務所を出た人たちの職業支援もしたいと語った。

 かつては「恐れられる強さ」を持っていた2人だが、現在はその経験を誰かを支える力へと変えている。武勇伝だけでは終わらない、元総長たちの“その後”が印象に残る企画となった。

 番組後半では、新企画「親の隣で恋をした」がスタート。恋愛下手な女性たちが、なんと親同伴で恋人探しに挑戦する。

 今回参加するのは、ダンサーのじゅんな、バーレスクダンサーのべる、グラビアアイドルのりさ、コンカフェ嬢のゆあ、アーティストのみお。娘の恋愛を心配する親たちもそれぞれ個性的で、元消防士の父親、娘の過去の恋愛トラブルを知る母親、手相鑑定士の母親、娘を溺愛する父親などが参加する。

 まずは女性陣と男性陣がランチをしながら交流。その様子を別室で親たちがモニタリングするという、なんとも緊張感のあるスタートとなった。

 親たちがまず注目したのは、男性陣のタトゥー。「嫌い」「好きじゃない」と率直な意見が飛び出す一方、娘たちの恋愛観にも親ならではの視点が向けられる。

 じゅんなが好きな男性のタイプを「お父さん」と答えると、親たちからは「ここからお父さんを選ぶの大変だね」との声。さらに、りさはなんとLINEの返信内容を母親に考えてもらっていたことも明らかになり、恋愛に不器用な娘を見守る親たちの姿が、この企画ならではの面白さを生み出していた。

 一方、男性陣からも意外な過去が次々と明らかに。地下アイドルのゆきとは、女性の部屋に住み、女性のお金で生活していた“ヒモ”経験を告白。これには親たちから「ダメ!」「一気にダメだ!」と厳しい声が飛ぶ。しかし、包み隠さず過去を話す正直さには、一定の評価もあったようだ。

 全身タトゥーで盛り上げ役を務めるカメラマンのかいとは、実はこれまでの交際期間がすべて1年以上。さらに調理師免許を持っていることも判明し、見た目とのギャップに「意外!」という声が上がるなど、第一印象だけでは分からない一面も見えてきた。

 恋愛は当人同士だけのものと思いきや、そこに親の価値観や心配、期待まで加わることで、思わぬ方向へ転がっていくのがこの企画の面白さ。果たして親たちは娘の恋を応援できるのか。そして男性陣は、最も厳しい“親の審査”を突破できるのか。次回はいよいよ女性陣の親と男性陣が直接対面することになり、さらに波乱の展開が期待される。

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