CapCutが新機能「Skills」を提供 制作手順や映像の色味を保存・共有して再利用可能に
動画編集アプリ「CapCut(キャップカット)」は9月7日、シンガポールで9月5日に開催した初のグローバルコミュニティイベント「CapCut World」の内容を発表した。直近で提供を開始した新機能「Skills」や、AIを活用した制作の事例を紹介している。
「Skills」は、作品のスタイルや制作手順、テクニックを保存・共有する機能。完成した作品だけでなく、その作り方を別の作品に応用したり、他のユーザーに伝えたりできる。
発表資料では、映像制作者のVee Camallereが、AIを活用したシリーズ「Featherweight」で映像の色味を調整する工程を保存した事例を紹介。エピソードごとに一から調整し直さず、シリーズを通じて同じ映像の雰囲気を再現できるようになったという。
また、アプリ内の「AI Lab」で言葉を使ってアイデアを練り、「Infinite Canvas」でストーリーやキャラクター、シーンを組み立てる制作の流れも紹介した。作成した素材やストーリーの内容は、複数の映像・音声を重ねて編集するエディターへ引き継げる。編集段階では、AIを活用した「Edit Pilot」が制作の流れに応じたツールの利用を支援する。
「Video Studio」では、動画生成モデル「Dreamina Seedance」を使い、シーン全体を生成し直さずに特定の時間位置やキャラクター、画面内の要素を調整できるとしている。画像向けの「Design Studio」でも、矢印や範囲指定などによる編集に対応する。
CapCutの発表によると、ユーザー数は6億6000万人を突破し、AI機能を使うクリエイターは1日700万人以上にのぼる。あわせて、目に見えないウォーターマークや、コンテンツの来歴を示すC2PAの「Content Credentials」を製品へ組み込む取り組みを進めている。
「CapCut World」は、2026年後半にロサンゼルスとロンドンでも開催を予定している。