現場に欲しい軽トラEV登場、一回の充電で225km走行と積載量350kgを両立、軽トラEV『FKT』受注開始

 商用電気自動車(EV)の企画・開発・販売を行うフォロフライ株式会社は、軽トラックタイプの商用EV『FKT』の受注を9月7日より開始する。FKTは軽自動車規格に収まるサイズと最大積載量350kgを維持しながら、エンジン車にはない静粛性と低振動、走行時の排出ガスゼロを実現した軽トラックタイプの商用EV。同社が出資するASF社との共同開発により誕生した。すでに市場投入済みの軽バンタイプ『FKV』に続くラインアップとして投入され、軽商用車における電動化の選択肢を広げる狙いがある。

 総電力量30kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、一充電走行距離225km(WLTC相当の条件による同社テスト値)を実現。市街地の配送やエリア内の巡回であれば、日中に充電を挟むことなく1日の業務を終えられる。6kWの普通充電なら約5時間で満充電となり、急速充電(CHAdeMO規格)にも対応する。

 荷台は長さ1,669mm×幅1,380mm、荷台床面の地上高は660mm。従来の軽トラックと積み下ろしの高さが変わらないため、作業手順を変える必要がない。安全装備としては、前方だけでなく後方にも対応した衝突被害軽減ブレーキをはじめ、車線逸脱警報機能、ESC(電子式横滑り防止装置)、障害物警報機能、バックカメラ、坂道発進サポート機能、運転席・助手席SRSエアバッグなどを標準で備える。

 AC100V電源をキャビン内に標準装備しており、電動工具や投光器などを現場でそのまま使用できる。発電機を持ち込んだり、エンジンをかけたまま電源を取ったりする必要がないため、住宅街での早朝作業や屋内での作業でも音を気にせず使える。停電時の電源としての活用も想定している。あわせて、荷台に専用の荷箱を架装した『FKT-B』もオプションとして用意される。

 事業用での購入には、一般財団法人環境優良車普及機構(LEVO)が執行する「令和7年度補正予算 商用車等の電動化促進事業(トラック)」(最大87万3,000円)の制度を活用可能。営業所での夜間充電を中心とした運用により、1kmあたりの燃料費(電気代)を約2.7〜3円に抑えられる。レギュラーガソリンの軽トラックのおよそ10円/kmに対し、その費用は約4分の1となり、年間1万2,500km(1日50km×年250日)を走る車両であれば、燃料費だけで年間9万円以上の削減が見込めるという。

■製品情報
FKT
メーカー:フォロフライ株式会社
受注開始日:9月7日
価格:オープン価格
主な仕様:
・寸法(全長×全幅×全高):3,395mm×1,475mm×1,980mm
・ホイールベース:2,430mm
・荷台寸法(長×幅×高):1,669mm×1,380mm×370mm
・荷台床面地上高:660mm
・車両重量/最大積載量:1,080kg/350kg
・乗車定員:2名
・最小回転半径:4.4m
・バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池/30kWh
・一充電走行距離:225km(WLTC相当条件による同社テスト値)
・走行性能:最高出力30kW/最大トルク120N・m
・駆動方式/タイヤサイズ:2WD/145R12 LT 8PR 86/84S
・充電規格:普通充電(AC・J1772)/急速充電(DC・CHAdeMO)
・充電時間:普通充電(6kW)約5時間/急速充電約1時間
・電源:AC100V電源1ヶ所/USB電源2ヶ所

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