中国発“ポケモンライク”ゲームに賛否? 『パルワールド』に続き『ロコキングダム』が話題に
8月26日、中国のゲームスタジオ・Morefun Studiosが、オープンワールド・モンスター収集RPG『Roco Kingdom』(ロコキングダム)のグローバル展開を発表。『パルワールド』に引き続き、またもや『ポケットモンスター』を想起させるゲームが話題を巻き起こしそうだ。“ポケモンライク”が新たなジャンルとして定着する日も近いかもしれない。
中国で16年続く『Roco Kingdom』、初のグローバル展開へ
そもそも『Roco Kingdom』シリーズは2010年にブラウザゲームとして始まっており、それこそ中国では『ポケモン』のように親しまれてきた長寿コンテンツ。そのシリーズ最新作となるオープンワールドゲームが、世界進出を果たした形だ。
ゲームの内容は主に“ジニ”と呼ばれるモンスターを捕まえ、育てながら、広大な「カロシア大陸」を冒険するというもの。冒険だけでなくスローライフを送ったり、他のプレイヤーとの対戦を楽しめたりと、多種多様なコンテンツが用意されている。
そんなゲーム性や、どことなく『ポケモン』的なデフォルメを施されたモンスターのデザインから、先日正式版がリリースされた『パルワールド』を思い出す人も多いようだ。
同作は200種類以上の「パル」というモンスターたちが登場するオープンワールドゲームで、リリース当初から『ポケモン』との類似性を指摘されてきた。また任天堂と株式会社ポケモンによって開発元のポケットペアが訴訟されたことも話題を呼んだ。なお、この訴訟はゲームシステムの特許権侵害に関わるものだったが、ポケットペア側は特許侵害を否定している。
相次ぐモンスター収集RPG、“ポケモンライク”はジャンルになるか
また近年ではこの2作に限らず、“ポケモンライク”なゲームが堰を切ったように登場している。たとえば注目作で言えばManjuu GamesとYostarによるファンタジーワールドRPG『アズールプロミリア』が挙げられるが、ほかにも9月16日には『アニモ』、9月17日に『るぅみマスター』がグローバルリリースされる予定となっている。
これまでも『ポケモン』の後追い的なタイトルは数多く作られてきたが、世界的にここまで大きな流れが生じたことはなかったように思われる。まるで初代『ポケモン』が社会現象を巻き起こした時のような、空前のモンスターブームだ。
もちろん『ポケモン』ファンの側からは、こうしたゲームに対する反発の声も上がっている。その一方、『パルワールド』が総プレイヤー数4,000万人を記録するほど広く受け入れられていることも事実だ。
ゲームの歴史を紐解くと、「ソウルライク」や「メトロイドヴァニア」、「ローグライク」など、歴史的な名作が1つのジャンルを作り出し、後続作品として多様な可能性が花開くという流れがある。ポジティブに捉えるなら、“ポケモンライク”なゲームが作られることで競争原理が働き、より完成度の高い作品や新たな遊びが発明される土壌が整えられるかもしれない。
“ポケモンライク”ブームは任天堂、ひいてはゲーム業界全体にどのような影響を与えるのだろうか。前向きな動きになることを祈りたい。