追う側と追われる側ーー継続メンバー2人が導き出した、2泊3日の恋の結末 『今日好き インチョン編』最終話

 6月15日よりABEMAにて放送された恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。インチョン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の修学旅行に飛び出し、運命の恋を見つける同番組には、時に甘酸っぱく、思わず胸がキュンとするような青春と恋模様が溢れんばかりに詰まっている。

 以下より、7月13日放送の最終話から見どころを紐解いていく。細かなネタバレもあるためご注意いただきたい。

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りら、そらに告白した結果は? 「これからもそらくんと幸せな時間を過ごしたい」

 季節は夏。期末テストを間近に控え、高校生たちの愉快な気分もどこへやら。ブラジルあたりを彷徨って、当分は戻ってきそうにない、といったところか。そんな憂鬱モードを脱するべく、『インチョン編』最終話での告白模様を振り返っていきたいところだが……人生、そう上手くはいかないらしい。

 まずは、りら(岡本莉来)がそら(宮崎宇宙)に告白。前回の4話で“特別な夜デート”に繰り出し、初日からの巻き返しを見せた“挽回ガール”こと、りら。告白を前にした“最後のアピールタイム”では「渡したいものがある」と、昨晩に撮影したなかで、彼がいちばんお気に入りだというツーショット写真にメッセージとイラストを落書きしてプレゼント。その裏には「そらくんの幸せをつくるのは、りらがいいな!!」と、精一杯の想いをアピールする一行も見つかった。

 告白の場面でも「そらくんと過ごす時間は自然と笑顔になれて、心から“楽しい”って思える時間でした」「これからもそらくんと幸せな時間を過ごしたいです」と、彼女のなかで“幸せ”がテーマの旅だったことがよく伝わってくる。それに耳を傾けるそらもまた、なんとも温かな眼差しを向けていたものの……結果は、カップル不成立。「自分には好きな人がいるので」「ごめんなさい」と、りらの想いに応えることができなかった。

 公開オーディションを勝ち抜いて番組出演権を得たりら。『今日好き』に参加して感じたギャップとして、実際の旅は画面で観ていたように上手くいかないと振り返った。とはいえ、そらの恋を応援しているからこそ、別れ際は明るく振る舞い、彼を心配させるそぶりすら見せず。そんな爽やかさに、後から涙を誘われてしまう。

はるか、たまきから“頭ぽんぽん”&胸キュンワードをご所望 そらの手作りプレゼントも

 先ほど、そらが語った「好きな人」にあたる、たまき(今井環希)。彼女もそら同様、選択を迫られているうちのひとりである。

 最後のアピールタイムでは、そらの方からこんなゲームを提案。お互いに瞳のまばたきを我慢しながら見つめあって、そらはこの3日間で楽しかったことを早口で伝える。たまきはそれを聞ききる。途中でまばたきをした方が負け、というものだ。

 が、このゲームを考案したはずのそら。ドライアイなのかなんなのか、開始早々にまばたきをしてしまうし、しかも両者ともそれに気づかない。たまきが少し経って「(まばたき)しちゃった」と反省顔になるも、その間に彼の方は何度もサイレントまばたきをしてしまっている。なにより傍から見ていて、そらの話の内容がまったく入ってこないのがものすごい。アピールタイム終盤、彼が自身の名前である“宇宙”モチーフの入った手作りのブレスレットをプレゼントした点だけ、しっかりと記憶に残しておけばよいのだろうか?

 そしてたまきが、今度は自身が“追う側”となる、はるか(鳥井悠叶)ともツーショットに。今回は「最後にひとつだけお願い」として、大好きな少女マンガでよく見るような、男子からの“頭ぽんぽん”をおねだり。もう周知の通りだが、はるかは恋愛経験のない男子校生。“まじかぁ〜”と言わんばかりに顔を隠し、思わず手元のアイスティーに手を伸ばし、動揺を隠しきれない。さらに、彼なりの“キュンワード”も一緒に呟いてほしいという、たまきからの要望のアディショナルタイムも止まらない。

 この無茶振りにどう応えるか。はるかが考え抜いて出した“キュンワード”は「3日間、楽しかったよ」。おまけに“頭ぽんぽん”の手つきも、指先ではなく、手のひらの“面”全体で押さえる感じ。これがいま、彼の精一杯。優しいけれど、慣れていないし、発注通りの回答でもない。いや、でもむしろ、それがたまきをうれしい感情にさせるのかもしれないし、彼女もまた恋愛経験がないだけに、何気ない仕草ながらもいつか高校時代を振り返るとき、間違いなく思い出すワンシーンとなったと信じている。きっと、そうじゃないだろうか。

たまき、旅の最後に選んだ相手は? 橋本環奈が『夏休み編2026』見届け人に就任!

 さて、告白の場所に姿を見せた、たまき。時折、笑顔をこぼしつつ、彼女が向かった先はーーそら! 最終的に、自信を追いかけてくれた男子に振り向く形に。「ギリギリまでふたりで迷ってたんだけど、最後のツーショットで手作りのブレスレットをくれたり、想いを伝えてくれて、そらくんへの気持ちが上がりました」と、本当につい先ほど、2泊3日を通しての“答え”を導き出したことがうかがえる。そして続く言葉は「でも……私のなかで、“告白をする”という決断をすることができませんでした。本当にごめんなさい……」。

 思わず「あぁ、そっちか……」と思ってしまったのは、筆者だけではないはず。想いを伝える相手を選ぶ=カップル成立と考えるのは、さすがに尚早すぎた。そら、たまきともに、今回の旅に継続参加してもなお、運命の相手を見つけることができなかった。

 ひとつあるとしたら、たまきがそらと一緒に最後のアピールタイムで再び記念撮影をした際、彼のスマホにふとメモアプリが映り、そこに自身の名前がたくさん書かれているのを目にしたこと。おそらく、あの時間のなかで伝えたいと考えていたことが書き連ねられていたのだろう。

 自分と一緒にいない時間でさえ、自分だけのことを考えてくれていた。こうした本人だけが本来は知る時間に思わず遭遇した瞬間、人はその人のことをもっと好きになってしまう。ただ、たまきはそれでも彼を人生初めての彼氏にすることはなかった。それでも、間違いなくよい形で、あのメモが心には残ったはず。ふたりの物語はまだ続くのか、それとも……。

 残念ながら、そのほかのメンバーも思うように恋は進まず、『インチョン編』の成立カップルは0組という結果に。昨年秋の『チュンチョン編』以来、実に約半年ぶりの事態である。ただ、強調しておきたいのは、これを悲観しないでほしい。いおう(榎田一王)を筆頭に、ゆうひ(岩間夕陽)に、ゆうか(森口優花)。あの『チュンチョン編』もいまになって思えば、その後のスターを生み出す大切な“きっかけ”の旅だった。

 なにより再来週から始まるは、大人気シーズン『夏休み編2026』。現状、継続メンバーの顔ぶれ、さらには旅の目的地も不明ななか、わかっているのは新規メンバーが4名であること。そして“スペシャル見届け人”として、あの橋本環奈が登場してくれること。”勝利の女神”さながら、その笑顔で高校生たちの恋を導き、願わくば全員成立させてください。神様、仏様、環奈様、どうか何卒お願いします。

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