連載「わたしをつくるデスク」第11回:Kazoo

賃貸で作る“喫茶店風”の空間 映像クリエイターが目指した「家に帰りたくなる」創作環境を紹介

 机は自分だけの理想空間。仕事をするもよし、遊ぶもよし。どこに何を置くか、手に取ったもの一つひとつが“自分”を作っていく。

 連載「わたしをつくるデスク」第11回は、映像クリエイターでありフォトグラファーのKazoo氏にインタビュー。温かみのある喫茶店のような雰囲気と、空間を切り分けた独自のレイアウトについて聞いた。

【連載:わたしをつくるデスク(第11回)】


Kazoo
フォトグラファー&映像クリエイター | 妄想喫茶店主。SNSで『妄想喫茶』を営み、癒しの一杯を提供中。本業は介護士。デスク・ガジェット好き&LUMIXアンバサダー。多面性ある活動をnoteで絶賛発信中。

「4畳半」と「6畳」2つの世界

ーーKazooさんは、「家に帰りたくなるデスク」をコンセプトに空間づくりをされていると伺いました。

Kazoo:私の本業は福祉関係なのですが、夜勤があるため、帰宅するころには本当にヘトヘトになっているんです。そんなときに「帰ってホッとできる場所」が欲しいなと思い、このコンセプトでデスク作りをしました。近所に落ち着けるカフェもないので、「じゃあ自分の部屋を喫茶店のような空間にしてしまおう!」と思い切って決めたことがきっかけです。

「喫茶店風」の6畳部屋

ーー部屋は2つあるようですが、それぞれの部屋で雰囲気が違いますね。

Kazoo: 4畳半と6畳の部屋の2部屋があり、4畳半の部屋は「ナチュラル&ホワイト」をコンセプトに、白を基調とした明るい雰囲気に仕上げています。一方、6畳の部屋は「喫茶店風」をテーマに、木の温もりを生かしたレトロな空間にまとめています。

 また、どちらの部屋も、デスクの横から自然光が差し込むレイアウトにしています。やわらかな光は居心地が良いだけでなく、写真撮影のクオリティも高めてくれるので、リラックスしながらも、仕事がしやすい環境になっています。

「ナチュラル&ホワイト」の4畳半部屋

ーーデスクはどちらの雰囲気にも馴染んでいますね。

Kazoo:賃貸住宅なので、壁や床の色は変えにくくて。デスクを選ぶときは、まず部屋のベースカラーに合うかどうかを考えました。SNSや雑誌からデスクの写真を収集し、そこから自分の部屋の色に合うものを絞り込んで、イメージを膨らませていったんです。

6畳部屋メインデスク

ーーデスクは何を使っているんでしょうか?

Kazoo:6畳部屋にある窓際の棚とメインデスクは、DIYで作りました。材料選びからサイズ調整、塗装まで試行錯誤し、かなり苦労して作ったんです(笑)。でもそのぶん完成したときに達成感をすごく感じましたし、愛着が湧いていますね。メインモニターは『MacBook Air(M1)』を接続して、デスクトップPCのようにして使っています。

ーー4畳半の方のデスクは、何を使っているんですか?

Kazoo:4畳半のメインデスクは、FlexiSpotの『E7H』を使っています。カラーは、部屋のコンセプトに合わせて白を選びました。昇降デスクなので、朝は座ってじっくり編集作業をして、午後は少し立って仕事をしたりします。本業の福祉の仕事で「腰が重い……」という日も、姿勢を変えながら作業をすると、腰にも負担がかからず、さらに集中力も持続するんですよね。

 あとは、写真などの構図をチェックするときに、座って見るのと立って見るのでは、やっぱり違うんです。そういった仕事的な意味でも、姿勢や視線の高さを変えられるのは嬉しいポイントです。ちなみに私は、「座り作業用」「立ち作業用」と、好きな高さを登録して使っています。

Kazoo:天板の裏には、配線を隠せる専用シートがついています。煩雑しがちなコード類をまとめて見えない状態にできるのが、気持ちいいです。

レトロとガジェットが共存する空間

ーーiPadをデスクトップのように使っているのも、印象的ですね。

Kazoo:iPadは電子書籍を読むために使っていたんですけど、タブレット用スタンドである『Majextand』を使って、デスクトップ化しました。モニターが大きいと、つい関係ない通知に目が行きがちなんですけど、iPadのコンパクトな画面だと“開いている画面”のみに集中できるので、そこがいいですね。

ーーiPadの周りに置いてあるデスクライトとキーボードも、すごく可愛いです。

Kazoo:デスクライトは、BenQの『WiT』です。色温度と明るさをかなり細かく調整できるので、写真を編集するときや、読書をしたり、じっくりと企画を考えるときなど、いろんなシーンに合わせて最適な光を作ってくれます。

 キーボードは、とにかくデザインが好きで気に入っています。カラーリングがレトロなので、どちらの部屋の雰囲気にも合うんです。

ーーKazooさんは映像クリエイターとしてもご活動されていますが、仕事道具は何を使っていますか?

Kazoo:相棒はやはりカメラです。いまはパナソニックの『LUMIX S5IIX』を使っています。動画も静止画もストレスなく撮れるところが最高で、もうほぼ毎日使っていますね。

ーーレトロっぽいアイテムとガジェットが同居しても違和感がないのが、Kazooさんのデスク周りの魅力ですね。

Kazoo:これは、オークションで手に入れた昭和30年代のゼンマイ式時計です。昔の時計特有の「チクタク」という音がすごくいいんですよ。コーヒーを淹れているときとか、作業の合間に耳を澄ませると、落ち着きます。

ーーレトロアイテムがモチベーションにつながっていると。

Kazoo:そうですね。あとは、“コーヒー”も私の大きなモチベーションです。私は無類のコーヒー好きなので、6畳の部屋はコーヒーグッズで埋め尽くされているんです。ここでは、SNSで発信しているオリジナル企画「妄想喫茶」の写真撮影も行っています。「カメラ」と「コーヒー」。この両方が揃う空間だと落ち着きますし、集中できるんです。

ーー最後に、今後アップデートしていきたいところがあれば教えてください。

Kazoo:音響面をもう少しアップデートしたいですね。いまはオーディオインターフェイスに、ゼンハイザー『HD 800』のヘッドホンを刺して音楽を聞いています。これはこれで最高なのですが、やはり部屋全体に音楽を流せる環境にも憧れていて。いつか、温かみのある真空管アンプやレコードプレイヤー、スピーカーを導入するのが夢です。あとは、いつか10畳以上の部屋に引っ越して、もっと広い空間に自分の世界を構築したいです!

◾️関連リンク
X(デスクアカウント):https://x.com/kazoo_desksetup
X(妄想喫茶アカウント):https://x.com/kazoo1984kazuno
note:https://note.com/kazoos59kazunori
Instagram:https://www.instagram.com/kazoo1984kazunori/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCHUuymI2RmVpqOQ1OPuvA7w

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