確かな画質と豊富なプリセットで思い通りの一枚に 『Nothing Phone (4a)』で西多摩の一日を写した日
SNSで自分の日常を投稿するのが当たり前の現代において、「カメラ性能」はスマホを選ぶ上で重視したい要素の1つとなっている。加えて、スマホの価格が全体的に上昇しているのでコスパの良さや、所有欲を満たすようなデザイン性などスマホを選ぶ基準は沢山ある。
そんな中、『Nothing Phone (4a)』を使用してみたのだが、内部構造が見えるシースルーなデザイン、カメラの画質とカスタマイズ性、価格面でも申し分なしで上記の3つを満たしていると感じた。今回は主にカメラ性能についてを西多摩に住む筆者の休日の一日に撮影した写真とともにレビューしていく。
基盤にあるのは確かな画質
筆者はミラーレスの一眼カメラも持っており、どこかに出かけるときはスマホではなくこちらのカメラで撮っているため、正直最初は画質にはそこまで期待していなかった。しかし、実際に撮影してみるとカメラの画質は十分すぎると感じた。スマホのカメラの特徴として「AIの補正がかかりすぎる」という面が挙げられ、実際に目で見ている景気と色味や露光量が違うことが多いのだが、NothingのノーマルカメラはAIによる補正は感じるものの、そこまで大げさになっていないのだ。
午前中に向かったのは立川の昭和記念公園で行われていた「蚤の市」。アンティークや雑貨・小物、フードなどが所狭しと並んでおり、音楽ライブや様々なイベントも行われていて、見て回るだけで心躍る雰囲気だった。
また、ポートレートも綺麗に撮れるのが驚きだった。というのも、スマホのポートレートは一眼で撮る写真に比べ、背景や前景のボケ感がわざとらしくなってしまうイメージがあった。ところがNothingのポートレートはしっかりとボケ感はありつつ、自然に見えるため非常に一眼で撮る写真に近いと感じた。
- 光が反射したカトラリーや展示方法にお宝感を感じるアクセサリーが素敵だった
種類豊富なセットアップで異なる雰囲気の写真に
ノーマルカメラの性能もさることながら、便利なのは最初から入っている豊富なプリセット。Instagramでいうフィルターと同じようにレトロな雰囲気やモノクロの写真を簡単に撮ることができるプリセットが10種類もあり、自分で作成することが可能なのも魅力的なポイントだ。
実際にプリセットを使って撮った写真は以下となっており、色味やコントラストがおしゃれなものが多く、写真を撮るのが止まらなくなる。
- コントラスト/ハイライトの強弱やホワイトバランスによって、ここまで雰囲気の異なる写真が撮れる
また、カメラの編集機能としてAI消しゴム機能があるので、写り込んでしまった人などを簡単に消すことができる。多くの人でにぎわっているイベントなどで写真を撮ると高確率で人が映り込んでしまうが、機種によっては専用のアプリを入れないといけないものもあるので、デフォルトで入っているのは嬉しい。
東京の「異国」を撮ってみた
夕方からは福生の横田基地という米軍基地で開かれる「横田基地 日米友好祭」に行った。年に一度の基地内に入れるイベントで、東京にいながらアメリカンな風を感じることができる。
- 日本ではまず見ることのない色のゲータレードと長すぎるフランクフルトというどう考えても合わないペアリングをする筆者
だんだんと暗くなってきた中でズームもしながら撮影したが、思った以上に画質が耐えていた。暗くなっていたので手ブレが起きやすくはなっていたが、これだけ綺麗に撮れればそれもさほど問題には感じない。また、プリセットを使うことでチルな雰囲気の写真も撮れた。
実用性にそぐわないコスパの良さ
実際に『Nothing Phone (4a)』で写真を撮る中で、これまでのスマホ撮影では感じたことのない満足感を得ることができた。ミラーレス一眼で撮った写真はレタッチをしなければならないが、今回本記事で載せている写真はすべて撮って出しで編集をしていない写真となっている。普段ミラーレス一眼をよく使う筆者にとって、レタッチをしなくてもプリセットを使いながら自分の思い通りの写真が撮れるのは、いい意味で価値観を変えられる体験となった。
一点、注文をつけるとすれば、プリセットでの撮影時の画面と撮った写真の色味やコントラストなどがわずかに異なる点だ。これはAIによって編集しているので時差が出るのは仕方ないが、今後改善してもらいたい部分だった。
ただその点を踏まえても、カメラ性能、デザイン性、58,800円~というコスパといった冒頭の3点を抑えたスマホであることは間違いない。スマホの買い替えで悩んでいて、写真をよく撮り、デザインも気にする若い世代の方にぜひ検討してもらいたい一台だ。