リアルタイム文字起こし&翻訳にも対応する小さな相棒 iFLYTEKから待望の超小型AIレコーダー『P1』&『P1 Pro』登場
多種多様なAIボイスレコーダー製品を手掛けてきた、注目のテック企業・iFLYTEK(アイフライテック)。音声認識や機械翻訳の分野で業界をリードし続けてきた同社だが、そんな同社にとって、これまで「ありそうでなかった」タイプの新製品が登場した。
それが超小型のICレコーダー『AI Recorder P1』と、スティック型の『AI Recorder P1 Pro』だ。どちらもコンパクトなサイズ感が特徴で、特に『AI Recorder P1』はもはやボイスレコーダーとは思えないほど小さい。
近年はアクセサリー感覚で持ち歩ける小さなボイスレコーダーがトレンドだが、その時流に噛み合った製品が登場したと言えるだろう。それぞれ、どんな機能を備えているのか見ていこう。
持ち歩きのストレスがゼロになるレコーダー
初めてみたときは「スマートウォッチかな?」と見間違えたほど、『AI Recorder P1』は小さい。見ての通り指でつまめるほどのサイズで、重量はたったの22.5gしかない。もはやバッグに入れたことも忘れてしまう程のレベル。
それでいて本体の上下には指向性マイク+全指向性マイクを搭載し、さらに0.56インチの小さなディスプレイも備えている。USB-C端子も内蔵しており、充電も簡単だ。バッテリー容量は300mAh、フル充電で連続25時間の録音が可能で、待機時間は最大85日にも達する。
本体上部には録音ボタンが、側面には電源も兼ねたマルチファンクションボタンを搭載。実際に使用する際は、録音ボタンを押すだけのシンプルな操作となっている。
本体背面はマグネットになっており、同梱しているクリップを取り付けることができる。クリップと本体の間に服の襟を挟んでも良いし、クリップで好きな場所に留めても良い。また、別売のアクセサリーを組み合わせることで、ペンダントや腕時計として持ち歩くこともできる。
『AI Recorder P1』と『AI Recorder P1 Pro』は、どちらも専用アプリ『Deepting』と連携することで使用できる。『Deepting』アカウント作成後にスマホとICレコーダーを連携すれば、録音準備完了だ。
先述した通り、録音を始めるには録音ボタンを押すだけ。起動中はライトが点灯し、録音中であることを明示する設計にもなっている。また指向性マイクと全指向性マイクを切り替えることも可能。
画面に表示するアイコンや情報は、アプリから設定をすることもできる。「絵文字はちょっと……」となりそうな状況では、時刻表示にしておくのが無難だろう。
録音後はアプリを起動すると音声が転送される。転送後は文字起こし、要約、AI質問といったサービスを利用できる。集音の精度だが、これほど小さなレコーダーにも関わらず離れた距離の音声もしっかり録音できていることに驚いた。騒がしいイベント会場でのとっさのインタビューなど、活躍してくれる場面は多そうだ。
しかし、こう思った人はいないだろうか? 「リアルタイムに文字起こししてくれたらもっと便利なのになぁ」と。
『Deepting』を開いた状態で録音を始めると、リアルタイム文字起こしが起動する。実は実は『Deepting』アプリはハードウェアのコンソール的な存在で、アプリの録音ボタンを押すことで『AI Recorder P1』の録音をスタートさせることもできる。アプリが大事なレコーダーでもあるのだ。
リアルタイム翻訳にも対応しており、英語→日本語なども可能。海外での講演会やセミナーなどでは非常に便利な機能になるだろう。
『Deepting』はアプリだけでなくブラウザからもログインできる。もちろん音声のプレイバックも可能だ。
『AI Recorder P1』は、小さな本体を活かしたフレキシブルな運用と、強力なアプリ連携が強みのレコーダーといえる。ストレージ容量は64GBで、音声データは『Deepting』アプリから手動で消去も可能だ。
音声品質にこだわりたいなら、プロの道へ
一方で『AI Recorder P1 Pro』は、定番のスティック型ICレコーダーとなっている。3.2インチのOLEDタッチディスプレイは視認性も良く、本体だけでも高い操作性を備えている。重量は55gとこちらも非常に軽量だ。
上部に指向性マイク+全指向性マイクを、下部に全指向性マイクをそれぞれ備えている。集音性能はさきほどの『AI Recorder P1』よりも高いが、それだけではない。
96Khz/24bit、つまりハイレゾ品質の高音質録音を可能としている。本機はスピーカーを内蔵しており、単体での音声プレイバックも可能。ハイレゾ品質ならばプレイバック時の音質も良く、一般的な16bit録音よりもヘッドルームが広いため音割れにも強い。大きな笑い声や賑やかな会場など、タフな環境での録音にも応えることができるだろう。情報量が多いため、後から編集ソフトで強めにノイズ除去をかけても声が不自然に劣化しにくいという隠れた強みもある。
ボタン類はシンプルで、電源、音量、録音、マルチファンクションボタンとなっている。バッテリー容量は420mAh、ストレージ容量は64GB。
使い方もシンプルで、一般的なICレコーダーとして利用できる。録音品質も良好で、内蔵スピーカーの音量も申し分なかった。『AI Recorder P1』と同様に、『Deepting』アプリを起動していればリアルタイム文字起こし・リアルタイム翻訳も可能だ。
『AI Recorder P1 Pro』は、アプリなしでもプレイバックできる使いやすさ、タッチディスプレイによるファイル管理のしやすさ、そして高音質な録音が特徴のICレコーダーといえる。ちなみにタッチディスプレイはスライドして起動させるが、パスコードを設定してセキュリティを高めることも可能だ。
ポケットに忍ばせられる、スマートなレコーダー
持っていることを忘れるほど小さな『AI Recorder P1』は、アクセサリー感覚でポチっと録音ができる。立ち話からの商談や、細かいミーティングが多いビジネスパーソンには、このカジュアルなRecスタイルがハマるだろう。
『AI Recorder P1 Pro』は、録音後に音声としっかり向き合う可能性がある人にオススメしたい。スティック型は定番のデザインなので、フォーマルな場での録音にも使えるだろう。
どちらもアプリ連携でリアルタイム文字起こし・翻訳が可能であり、会議、公演、イベント会場などあらゆる場面で役に立つ。ボイスレコーダーを「わざわざ持っている」感覚から解き放たれる、軽やかさと信頼性を備えたiFLYTEKの新機軸ガジェットの登場だ。