『Vampire Crawlers』は最高のスピンオフゲーム? 長時間配信を続出させる“ヴァンサバ”シリーズの中毒性

 2026年4月1日にリリースされた『Vampire Crawlers』が、いまゲーム配信界隈で急速に存在感を高めている。発売直後からSteamでは数千件規模のレビューを集め、評価は「圧倒的に好評」を記録。スピンオフ作品としては異例の立ち上がりを見せている。

 本作は、ローグライト型のデッキ構築ゲームをベースに、一人称視点でダンジョンを探索するブロバー要素を組み合わせた作品。戦闘はカードを用いたターン制で進行し、マナコスト順にカードを並べることでコンボ倍率が上昇するなど、独自の戦略性が組み込まれている。さらにカードの進化によってビルドが変化し、プレイごとに異なる展開が生まれることも特徴だ。

 開発を手がけるのは「ヴァンサバ」こと『Vampire Survivors』で知られるponcleであり、同作をプレイしてきたストリーマーや実況者が流入したことも、盛り上がりを後押ししている。直近では、SasatikkやCrazy Raccoon所属のプロ格闘ゲーマー・かずのこなどが本作をプレイ。デッキ構築ゲームといえば、2026年3月6日に新作の早期アクセスが開始された『Slay the Spire 2』(スレスパ2)も話題になったが、Sasatikkは「スレスパと違って新しい要素マジであるから、結構奥が深いな」と実際に遊んだ感想を話していた。また、7時間越えの配信を行った翌日に5時間以上プレイしていることからも、本作の中毒性が伺える。

圧倒的好評のスレスパ系ローグライト!!ヴァンサバの異色スピンオフをやるSasatikk【Vampire Crawlers】

 今作のようなデッキ構築ゲームは、FPSや格闘ゲームなどと比べると視覚的なインパクトが弱いようにも思える。しかし『Vampire Crawlers』は、カードの連鎖によって敵を一気に倒す爆発的な瞬間が視覚的に分かりやすく、見せ場が自然に生まれるのだ。BGMや効果音にも力を入れているためプレイヤーの射幸心を見事に刺激し、やめ時を見失ってしまうほど熱中する配信者が続出している。こうした特徴に加えて、ビルドの自由度が高く、戦略について視聴者とのコミュニケーションが発生しやすいことから、長時間配信との相性も良いと言える。

 『Vampire Crawlers』は、デッキ構築の戦略性とローグライトの中毒性を両立した作品だ。今後もストリーマーによる継続的なプレイが見込まれ、配信シーンにおける定番タイトルの一角として定着していくはず。本作の盛り上がりだけでなく、開発元であるponcleの今後の展開にも合わせて注目していきたい。

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