約977gのフラッグシップ含む全10モデル レノボが新世代『ThinkPad』シリーズを発表

 レノボ・ジャパンは2026年4月7日、ノートPC「ThinkPad」シリーズの最新ラインアップとして全10モデルを発表した。フラッグシップの『ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition』が最軽量構成時約977g、『ThinkPad X13 Gen 7』が約936gと1kgを下回る軽量設計を実現したほか、『ThinkPad T14s Gen 7』も前世代比約170g軽量化し約1.07kgからとなるなど、シリーズ全体で可搬性を大幅に強化。4月7日より順次発売される。

Bizシーン、特にハイブリットワークを意識したラインナップ

 今回のラインアップは、可搬性に加えて接続性やメンテナンス性にも重点が置かれているのが特徴。全モデルで内蔵5Gもしくは4G LTEのカスタマイズに対応し、法人向けには最大5年間のデータ通信容量制限なしの接続利用権を付帯する「Lenovo ConnectIN」にも対応する。

 ユーザビリティの面では、ThinkPad X1シリーズ、ThinkPad Tシリーズ、『ThinkPad X13 Detachable Gen 1』において筐体左右両面から給電可能なUSB Type-Cポートを搭載。X1シリーズとTシリーズでは打鍵時のノイズや衝撃を低減した新設計キーボードを採用し、Tシリーズにも新たにワンハンドオープン機構が実装された。メンテナンス性については、ThinkPad TシリーズでUSB Type-Cポートをユーザー自身で交換可能な設計を採用。運用期間中のメンテナンスコストとダウンタイムの削減を図っている。

 フラッグシップモデルの『ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition』は、新世代の機構設計「スペース・フレーム」を採用、Intel Arc B390を内蔵したIntel Core Ultra X7プロセッサーを搭載可能しながら14型大画面と最軽量構成時約977gの軽量設計を両立。視野角約110度の1000万画素MIPIカメラも選択で高品質なビデオ会議も可能となる。販売価格は65万4060円〜(税込)、4月7日に発売された。

 プレミアム2-in-1モデルの『ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition』は、360度回転ヒンジを採用した14型ノートPC。4辺狭額縁デザインで最軽量構成時約1.15kgに収め、本体底面に新たに内蔵型ペンスロットを搭載することでより可搬性を高めている。販売価格は70万7960円〜(税込)で、同じく4月7日に発売された。

 『ThinkPad T14s Gen 7』は58Whの高密度大容量バッテリーを標準搭載しながら最軽量構成時約1.07kgを実現した14型モデル。筐体左側のUSB Type-Cポートとバッテリーがユーザーによる交換に対応する。プロセッサーはIntel Core Ultraシリーズ3、AMD Ryzen PRO 400シリーズ、Snapdragon X2 Elite / Snapdragon X2 Plusから選択可能で、Intel搭載モデルでは新色コズミックブルーも用意される。こちらは5月中旬以降の発売予定だ。

 『ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2』は14型の回転型マルチモード2-in-1で、本体側面に充電可能なペンスロットを新たに実装した。Intel Core Ultraシリーズ3プロセッサーを採用し、ThinkPad Tシリーズの2-in-1製品として初めてCopilot+ PC対応モデルとなる。『ThinkPad T14 Gen 7』はIntel Core Ultra X7プロセッサーを搭載可能な14型モデルで、内蔵RJ-45を含む豊富な拡張性と最大75Whの大容量バッテリーを備える。AMD Ryzen AI PRO 400シリーズ、AMD Ryzen PRO 200シリーズも選択可能。『ThinkPad T16 Gen 5』は16型大画面を搭載しながら最軽量構成時約1.63kgに抑え、内蔵5G/4G LTEにも対応する。いずれも5月中旬以降に発売予定。

 『ThinkPad X13 Gen 7』は約936gからの軽量設計と堅牢性を兼ね備えた13.3型モバイルノートPC。Intel Core Ultraシリーズ3プロセッサーおよびAMD Ryzen AI PRO 400シリーズプロセッサー対応製品を展開する。5月中旬以降の発売予定で、AMDモデルは5月下旬以降となる。大画面化した新シリーズとなる『ThinkPad X13 Detachable Gen 1』は、前世代から大型化した13型パネルを採用した脱着型マルチモード2-in-1。フォリオキーボードにペンスロットと指紋認証センサーを実装し、背面アウトカメラも搭載する。こちらは7月下旬以降に発売予定となる。

 拡張性を重視した『ThinkPad L14 Gen 7』と『ThinkPad L16 Gen 3』は、2基のUSB Type-Cポートに加えて3基のUSB Type-Aポート、RJ-45を搭載。5月中旬以降に発売予定となっている。

新たに採用された「スペース・フレーム」で圧倒的な軽量性を実現

レノボ・ジャパン合同会社 大和研究所 機構開発プロジェクト#1 筐体設計リーダー 堀内茂浩氏

 今回の新発表アイテムの中で注目すべきは『ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition』と、同機に採用された「スペース・フレーム」だろう。発表会に登壇したレノボ・ジャパン合同会社 大和研究所 機構開発プロジェクト#1 筐体設計リーダー 堀内茂浩氏によると「AI時代に適合した高いパフォーマンスを発揮しつつも、携帯性・堅牢性・信頼性・メンテナンス性・ユーザービリティを犠牲にしない」新構造として10年以上採用していた従来のユニボディから刷新。

 両面アクセス可能な筐体&マザーボード両面実装で基盤を小型化。これにより生まれたスペースを冷却系に再配分ことでキーボード側にもコネクタ配置を許容し、デザイン制約を突破。具体的な効果としてマザーボードの従来比約18%の小型化や、キーボードを上方に配置、空いたスペースをタッチパッドの拡大に従来比23%拡大、キーボド&上面カバーを丸ごと取り外し可能に。キーボード交換効率従来比90%削減に貢献したという。そして一部材料の構造見直しで、製品の1kg切りが実現したとのことだ。

 また、ユーザーの希望から生まれた 『ThinkPad T14s Gen 7』の新色コズミックブルーはこれまでのブラックオンリーイメージのLenovoのノートPCのイメージを刷新しつつも、オンシーンにも合う絶妙なカラー。他人とはちょっと違うカラーで差を付けたいビジネスパーソンにお薦めだ。

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