2025.11.20 08:00

コンパクトなのに頼れる相棒！　多忙な共働きに嬉しいコードレス掃除機『トルネオコードレス　VC-CLP54』を使ってみた

　共働きで多忙な夫婦にとって、掃除はどうしても後回しになりがち。仕事で疲れて帰ってきた後に、重い掃除機をクローゼットから取り出してコードを差し替えながら掃除するのは、正直気が重くなるのも事実。日々の掃除を頑張ろうという気持ちもなかなか起きず、少しでも家事は時短で、ラクに済ませたいというのが本音だ。

　そんな夫婦にもおすすめしたいのが東芝ライフスタイルの『トルネオコードレス　VC-CLP54』。パワフルな吸引力にも関わらず軽量で、最大約45分の連続使用が可能なコードレス掃除機。これまで面倒に感じていた掃除が、サッと手に取りたくなるような気軽さでこなせることを期待させてくれる一台だ。その実力を女性ガジェット記者である筆者が実際に体験してみた。

実際に体験して分かる圧倒的な吸引力＆操作性

　まず驚いたのは、想像以上のコンパクトさと軽さ。重さ約1.5kgで、女性の片手でも簡単に持ち運ぶことが可能。自走式のヘッドで、少し押すだけでなめらかにスイスイ前に進み、廊下やリビングだけでなく、家具の脚周りもラクに回り込める。ヘッドの可動域が広いので小回りも抜群。階段やちょっとした段差もスムーズに掃除でき、これまで躊躇していた場所も自然に掃除できそう。

　ハンドルも持ちやすいため長時間掃除しても腕が疲れにくく、”掃除のハードル”がぐっと下がり、掃除した後もぐったりなんてこともない。実際に、朝の出勤前にリビングの机周りを片付けたり、夜会社から帰ってきて自分の部屋を掃除するのも苦にならず。

　我が家は二人暮らしの2DKだが最大約45分の連続使用が可能なので、家中くまなく掃除しても十分な余裕がある。廊下、リビング、寝室を一度に掃除しても途中で充電切れの心配がなく、一度の充電で完結できる安心感も。

　そして、コードレスのため、コンセント接続を部屋ごとに都度変更する必要がなく、フットワーク軽く部屋を行き来できるのがメリット。

　『トルネオコードレス　VC-CLP54』には上位モデルと同じ「Hi-Power DCモーター」が搭載されており、吸引力も信頼できる。絨毯やラグでも、ホコリがキュッと取れていく“吸えてる感”も抜群。パンくずやペットの毛なども、手早く吸い取れるのでストレスフリーだ。

　「床見極めセンサー plus」の性能で、床面に応じて吸引力・ブラシ回転数を自動調整でき、絨毯・フローリングなど、床面に合わせて吸引力を制御。これから寒い季節になって絨毯やこたつを敷く家庭も多いと思われるが、掃除機を取り替えることなく、これ1本で幅広い床に対応できるのは助かる。

ふくらむパックは約3カ月で交換も楽々！

　『トルネオコードレス　VC-CLP54』」内部には隅までしっかりふくらむ、「ふくらむパック」が搭載されている。独自の「パワーキープ風路」技術により、ゴミがたまっても上下の風路により吸引力が落ちにくい仕組みに。

　実際に体験してみた紙パック交換はとても簡単。蓋を開ければすぐに取り出しができ、スリットに差し込むだけですぐに装着可能だ。ゴミに直接触れずに処理できるし、粉塵が舞いにくいのも◎。簡単かつ衛生的というのがメリットだ。

　また従来の掃除機は紙パックから独特のニオイがすることが多いが、「トルネオコードレス」の紙パックの材質は抗菌・消臭のため、ニオイや菌の発生を抑制してくれる。ゴミ捨ては約3カ月に1回、年間で約4回の交換で済むため、「ゴミが満タンになってないかな？」といちいち気にする必要もなく、日常のメンテナンス負担を大幅に軽減してくれる。

狭い場所もアタッチメントで楽々、充電もさっと置くだけ

　狭い場所の掃除には、付属アタッチメントが力を発揮。ワンタッチで簡単に付け替えることができ、窓のレールや本棚の隙間、デスク裏のケーブル周り、洗濯機の横のスキマなど、細かな部分までしっかり掃除することが可能だ。

　狭い場所で使ってみたが、日々忙しくてこれまで見て見ぬふりをしてきた窓のレールのホコリもしっかり吸い取ってくれる。手が届かなかったけど汚れが気になっている箇所を、アタッチメントを切り替えるだけで隅々まで掃除ができるのが嬉しい。

　掃除後はコンパクトな充電台に戻すだけで充電を開始。コードの煩わしさがなく、思い立った瞬間に手に取れる“生活動線に馴染む家電”という印象だ。また充電台自体もアタッチメントをまとめやすい設計になっており、リビングやキッチンに置いておくと自然に掃除を習慣化できる。約2.5時間でフル充電できるので、外出前にセットしておけば、帰宅後すぐに使える。掃除前、掃除中、掃除後まで全てが楽々。

　外観はスタイリッシュ＆少しマットな質感で、必要な機能に絞ったシンプルな設計。主張しすぎない落ち着いたカラーリングがインテリアに自然に馴染む。筆者的にはリビングに置いても違和感がなく、空間の雰囲気を損なわない洗練されたデザインだと感じた。

　これまでは、正直、クローゼットに入っている重い掃除機を取り出すのがとても面倒で、掃除を後回しにしてしまうことも少なくなかったが、最新の掃除機がここまでコンパクトで軽量になっていたとは驚き。

　ちょっと部屋の汚れやホコリが気になる、という時にもスッと手が伸ばしやすく、掃除のハードルが下がるのも魅力だ。リビングやキッチンだけでなく、階段や家具の隙間もサッと掃除できるので、日常のちょっとした掃除習慣が自然に定着しそう。

　共働きでも家事は夫婦でお互い協力したいと話し合っているが、これなら夫と二人で共有できそう。夫にも掃除を頼みやすく、忙しい中でも夫婦で家中を効率的にキレイに保つ手助けになりそうな予感がする。機能性とデザイン性、そして使い勝手を兼ねた稀有な一台だ