セラフ・ダズルガーデンはにじさんじの“スーパーマン”? 文武両道に秀でた逸材の魅力に迫る

セラフ・ダズルガーデンはにじさんじの“スーパーマン”? 文武両道に秀でた逸材の魅力に迫る

 現在のVTuberシーンにおけるトップランナーのひとつであるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。

 メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む歌ってみたなどの動画のほか、ここ数年ほどはエンターテインメントのフィールドでアーティストとして日の目を見る者も増加してきた。

 育成プロジェクトである「バーチャル・タレント・アカデミー(VTA)」からも新規ライバーがデビューし始めており、現在約150名のメンバーが所属・活動しているにじさんじ。その層の厚さで今後も大きな影響を与え始めている。

 バーチャルタレント連載ではにじさんじに所属しているタレントを中心に取り上げており、ここ3回にわたって2022年にデビューしたVOLTACTION(ヴォルタクション)のメンバーについて触れてきた。今回はVOLTACTIONから最後に、セラフ・ダズルガーデンについて書いていこうとおもう。

 セラフ・ダズルガーデンは2022年7月13日にSNS初投稿、16日にYouTubeで初配信し、デビューを飾った男性タレントだ。他のメンバー同様、バーチャル・タレント・アカデミーから輩出された初の男性タレントの1人であり、VOLTACTIONのメンバーとして現在でも活躍を続けている。

 

【初配信】初めまして。熾天使です。【セラフ・ダズルガーデン/にじさんじ】

クイズ番組出演・楽器演奏・スポーツまでこなせる“文武両道のスーパーマン”?

 薄いオレンジ色の髪の毛をショートにまとめ、黒いインナーと白いズボンを身にまとったセラフ。太ももに巻き付いたガーターベルトで細身であることを主張しつつ、赤い上着を羽織ることで窮屈そうな印象は与えない、ほか3人とおなじくスタイリッシュなイメージを与えてくれる。

 細身とはいうものの、VOLTACTIONメンバーのなかでは186センチと一番の高身長かつ肩幅も広い。それもあってか、風楽奏斗、渡会雲雀、四季凪アキラらと並ぶとセラフの体格が一回り大きく見えてしまうほど。ちなみに186センチという身長は、ギルザレンⅢ世、オリバー・エバンス、ベルモンド・バンデラスといった190センチ台の大柄な先輩らにも匹敵するほどである。

 その体躯とビジュアルも大いに影響したか、2022年7月にデビューしてから約10ヶ月後には3Dビジュアルが早速お披露目され、その翌月にはにじさんじ公式番組「にじクイ」のレギュラー出演陣として抜擢されている。

 VOLTACTION・にじさんじの公式YouYubeチャンネルにはそれぞれで企画された動画・番組が投稿されており、当然ながら両チャンネルでセラフは出演を続けていることになる。VOLTACTIONと、すこし前にデビューしていた女性3人組・RanunculusがVTA1期生からデビューしたなかで、もっとも3Dを活かしているタレントといえそうだ。

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 彼が出演した企画や番組をみてみると、レギュラーで出演しているクイズ番組はもちろんのこと、VOLTACTIONの活動ではゲームや料理など、スタジオ収録から外ロケまでインドア・アウトドア関係なく活躍しており、バラエティに富んだ才覚を持っていることに気付かされる。

 その幅広いタレント(才能)には驚かされるばかりだが、ここでセラフの言葉から彼の生い立ちについて探ってみよう。

 彼は幼いころからバイオリンを弾いており、オーケストラでの演奏経験、ドイツを始めとするヨーロッパへの演奏旅行の経験があるとのことで、音楽的素養もバッチリ。個人活動ではバイオリンを使った企画はもちろん、歌ってみた・踊ってみた動画も頻繁に投稿している。

 また学生時代には空手、バスケ、陸上とさまざまなスポーツをプレイしており、セラフのマネージャー曰く「フィジカルバカ」とも評されているようだ。その鍛え上げられた運動神経や体力が現在の活動にも寄与しているのは間違いない。

仮死化 歌って踊ってみた | #にじさんじダンス部
【祝1周年】ヴォルタで旅行してきたVlog! #VOLTACTION

 結果、現在セラフは「にじさんじダンス部」「楽団V!VO」という2つのユニットに参加し、前者では3Dビジュアルを使ったダンスを、後者ではバイオリンを使った楽器演奏を、それぞれに見せてくれているわけだが、ここまで聞くと文化的センスも運動センスにも優れた、「スーパーマン」にも見えてくる。

 そんな彼の活動がどのようなものか、もう少しだけ深掘りしていこう。

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