セックスレス公表のカップルYouTuber、年下彼氏の助言が「逆に腹立つ」『さよならプロポーズ」6話

女性が愚痴を言う理由は? 男性との考えの違いが浮き彫りに

 「痩せたい〜」と言いながら、スイーツをパクパク。女子会ではよくある光景だが、男性からすれば「痩せたいと言っているのに、なぜ実行に移さないの?」と思ってしまうのだろう。これが男性脳と女性脳の違いであり、決して分かり合えないポイントなのだろうか。

 人気カップルYouTuberのアオイ&モナ(アオイはラグビー選手、モナはモデルでもある)も、この考え方の違いによりギクシャクしてしまっている。たとえば、モナが「ダイエットしたい〜」とつぶやいたとき、アオイは具体的な解決策を提案してくるらしい。でも、モナは痩せたい気持ちはあれど、そこまで本気で言っているわけではない。仕事に関する愚痴を言うのも、ただ「頑張ったね」と励ましてもらいたいだけなのに、アオイは「こうすればいいんじゃない?」とアドバイスをしてくるため、「求めているのはそれじゃない!」とモヤっとしてしまうようだ。

 この問題、アオイに悪気があるわけじゃないからこそ、難しい。ただ愚痴を聞いてほしいから……などという理由で他人に相談をしないアオイは、「そっか、そっか。頑張ってね」と言われるだけでは、「なんで分からんのに、頑張ってねとか言ってんねん」と思ってしまうらしい。だからこそ、ついついモナに具体的なアドバイスを送ってしまったのだろう。

 ストレートな物言いが魅力でもあるモナは、「(仕事の)中身を知らないアオイさんに言われても、逆に腹立つ」と感情をぶつけて、アオイは冷静に「じゃあ、言わんようにするわ。モナがやる気がなくなっちゃうなら、言わんかったらええやん」と交わす。モナが怒って、アオイが諦める。これが、いつものやり取りなのだろう。スタジオ陣からも、「モナちゃんにはアオイくんしかいないよ」「器がほんまに海」などとアオイを称賛する声が上がっていたが、モナにとってはこれもストレスになっているのかもしれない。

 おそらく、モナは友人からも同じような言葉をかけられ続けてきたのではないだろうか。はたから見たら、気が強い彼女の言うことを聞いてあげる優しい彼氏……という感じではあるが、実際のところは2人にしか分からない。逆に、すべてを受け入れられてしまうと、自分だけが悪者のように感じてしまうモナの気持ちも、分からなくはない。不満があったとしても、「アオイはいい人なんだから」と言われ、自分が我慢すればいいんだ、我慢できない自分がわがままなんだ……などと追い詰められてしまったこともあったのではないだろうか。

 なにからなにまで正反対で、お金に対する価値観まで異なる2人は、決して相性がいいとは言えない。しかし、俳優の山本耕史がバラエティ番組『人生最高レストラン』(TBS系)で、妻の堀北真希について、「自分に合う人を探してたんですけど、初めて自分が合わせたいと思ったんですよね」と語っていたことがあった。たしかに、なにもかもが同じな人間なんてこの世界には存在しないし、必ず違う部分は出てくるもの。アオイとモナにも、お互いに歩み寄りたいという気持ちがあるのなら、きっとうまく行くはずだ。

 暗雲が垂れこめてきたアオイ&モナだが、最終的には自分たちが幸せになれるラストを掴み取ってほしいと思う。

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