10周年で新アイテムが続々登場 I-O DATAのゲーミングモニター「GigaCrysta」のキーパーソンが語るこだわり

 金沢を本拠地とし、PC周辺機器やモニターに強い老舗メーカーとして知られるI-O DATA(アイ・オー・データ)。長い歴史の中で名物となったブランドやシリーズも多いが、そのひとつが今年10周年を迎えるゲーミングモニターの「GigaCrysta(ギガクリスタ)」シリーズだ。今年も精力的に製品を投入、5月には180Hz対応の23.8型ゲーミングモニター『LCD-GD241JD』を投入、6月にはその姉妹モデルとなる27型の『LCD-GD271JD』を販売予定だ。同社のゲーミング関連アイテムのキーパーソンである同社の企画開発部 企画1課リーダーの川村信夫氏に詳細を伺った。

「GigaCrysta」シリーズのマトリックスとは

ーー「GigaCrysta」シリーズは一口にゲーミングモニターといっても多彩なアイテムがありますよね。その内訳について簡単にお教えください。

川村:「GigaCrysta」シリーズはリフレッシュレートと解像度によってモニター毎にセグメント分けをしております。基本的に解像度はFHD:1920×1080QHD:2560×1440UHD:3840×2160といった区分けになりますが、240Hz〜360Hz帯の高リフレッシュレート&FHDクラスはFPS向け、100Hz以下かつUWQHDクラスはRPG向け、144Hz〜180Hz&QHD〜UHDクラスはオールジャンル向けといった具合です。5月、6月に展開する2アイテムは、それらと異なるミドルレンジという位置付けにしております。

ーーその180Hz対応の23.8型ゲーミングモニター『LCD-GD241JD』、6月の27型のゲーミングモニター『LCD-GD271JD』について詳しく教えてもらえますでしょうか。

川村:どちらもFPSユーザーを想定した、180Hzのリフレッシュレートをフルに使っていただきたいモデルですが、これから発売する27型の『LCD-GD271JD』はFPSはもちろん、アクションゲームもRPGもと多彩なゲームタイトルを遊べるをコンセプトに設計いたしました。

ーー同じミドルレンジというセグメントでも細かく設定されているのですね。

川村:そうなんです。FPSゲームがメインというユーザーさんは24型クラスを選ぶ方が多いです。画面が広すぎると全体が把握しにくいという理由もありますし、画面からの距離が30センチ程度というプレイスタイルを好む方も多いので。ただ、もちろん27型でもFPSをプレイされる方はおりますので、180Hz&フルHDの『LCD-GD271JD』はFPSもばっちりです。それに加え、画面の大きさを活かすことで、細かい描写がされるRPGでも対応できるという汎用性も持たせているのが特徴となります。

ーーさらに27型にはリモコンも付属するとか。

川村:幅広くゲームができるをコンセプトにしてますので、PCからNintendo Switch、PS5と切り替えることも想定しており、モニターの後ろを操作しなくても入力インターフェースの切り替えが簡単にできるようにしております。24型クラスのモニターにすぐ手が届くようなプレイスタイルと違って、27型だと離れてプレイするスタイルになるので、その辺のストレスも感じさせないようにと思っております。

ーー同じ機能でも24型と27型で細かく設定されていて、これも「GigaCrysta」シリーズ10年で培ってきた経験ゆえですね。

川村:ありがとうございます。実はリモコンも他のセグメントの27型には付けておりましたが、今回からはミドルレンジも進化した新型リモコンになっており、より操作しやすくなっております。これはI-O DATAの別アイテムの経験を盛り込んでいるんですよ。

ーーI-O DATA全体の知見も活用しつつ「GigaCrysta」シリーズは10周年でより進化していると。今後の展望などについても聞かせてください。

川村:この2アイテムで新たに180Hz&FHD、というミドルレンジのセグメントもカバーできるようになりました。どちらも高速応答1.0ms[GTG]に対応し、無輝点保証なども付いておりまして、実は価格もかなり抑えめです。マニア層はもちろん、ライト層も含めてご満足いただけるアイテムになっておりますので、ぜひお試しいただければ嬉しいです。

参考情報

https://www.iodata.jp/ssp/lcd/gigacrysta/

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