『今日好き ニャチャン編』最終話ーー村重杏奈の妹「正直に話します」 告白の結果は?

るい×エリカ、恋の“相談役”が最後に渡した言葉 「大丈夫、泣くことじゃないよ」

 運命の告白を翌日に控えながら、心変わりが連続する様を“ニャチャンの謎”と呼びたくなったほど。もはや、ミステリーや探偵ものなのではないかと思えるくらい、普段以上に結果が予想できず、メンバーの恋の行先が気になって仕方がなかった今シーズンの『今日好き』である。

 いよいよ最終話。通常であれば、この記事では告白シーンをメインに触れるわけだが、今回はカップル成立までの過程こそ特筆すべき箇所と思えたため、“最後のアピールタイム”の模様を中心に振り返っていきたい。

 「るいくんを告白に誘うことは、エリカからはできないかなって」。最終話で開口一番、耳に飛び込んできた言葉があまりにも衝撃的すぎた。一時は、心の拠りどころを失った者同士で恋が生まれるものかと思いきや、エリカ(村重エリカ)は最終的に、るい(村澤瑠依)に恋心を抱けず。最後のアピールタイムをもって、ふたりの関係性は“友だち”のままであることが決まってしまった。

 るいはここまで、彼女の「相談役」に徹してきたわけだが、「大丈夫、泣くことじゃないよ」「さっきまで悩んでたけど、いま一歩、決めたわけでしょ」と、いよいよ相談役から“応援ポジ”に。本当に人間ができているし、底なしの優しさ人間だと感じさせられる。『今日好き』の旅を通して、もうどれだけ大人になってしまうんだ。

 一方、エリカはてる(川端輝)からも好意を寄せられ、彼女に対する気持ちが大きいことを明かされる。ここまで4話を見守ってきた身からすると、彼に想いを寄せるゆう(早坂ゆう)と過ごした時間の長さを鑑み、彼女の泣き顔がすぐさまに頭をよぎってしまったわけだが、視聴者である我々に成す術はない。

 しかもこの後、てるが特技の書道を活かして、万年筆でしたためてきた達筆のメッセージで、エリカの一生懸命でまっすぐな性格を肯定するメッセージをプレゼントする。エリカがどんな決断をするにせよ、ゆうの恋は、この時点で終わってしまった。ここまで、ゆう自身の口からも出てきたとおり、前回参加の『卒業編2024 in プーケット』から頼もしい成長を見せてくれていただけに、結果が伴わないのが本当につらい。

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