1台5役で使える革新的なノートPC『Zenbook DUO』を使って分かったコト

また、キックスタンドを最大まで広げた状態で90度回転させれば……。


 ディスプレイ2枚を横に並べた「デスクトップモード」へと移行できる。安定感が気になるかもしれないが、キックスタンドの角が「デスクトップモード」を想定した角度で切られており、押してもグラつかないよう設計されている。


 横長にディスプレイが並ぶため、大きな一枚のディスプレイを見ている感覚になれるのがこのモードの特徴。公式は「19.8インチのディスプレイ」と謳っているが、あながち間違いではない感覚。そもそも縦画面はブラウジングや事務作業に向いており、例えば左画面で表計算をしつつ右画面には資料を出しておく、といった使い方も。意外にもビジネス向きなモードといえる。


 最後は「共有モード」を紹介しよう。これは下画面に表示している情報を上画面に反転してミラーリングするモードだ。主な利用シーンは対面の人に向けて画面の資料を見せたい時で、プレゼンや会議といったビジネスでの活用が期待できる。ディスプレイをペタっと180度展開することになるため、ASUS Pen 2.0とも相性が良いだろう。

操作性と大画面を両立した、次世代のノートPC

 これらの機能を活用しながら、さらに持ち歩けるのが『Zenbook Duo』の最大の魅力だろう。ノートPCの作業領域を増やすにはモバイルディスプレイやタブレットなどの別途デバイスを活用するのが一般的だが、本機なら一台で2画面をカバーできる。

 さらに従来通りのキーボードを搭載している点も見逃せない。例えば前モデルの『Zenbook Duo』であれば、セカンドスクリーンの代償としてキーボードやトラックパッドの面積が縮小してしまったが、ディスプレイの面積も増やしたい。しかし従来のノートPCと変わらないインターフェースも確保したい。結果として、本機は2画面の本体のなかに薄型のワイヤレスキーボードを盛り込む方法を採用したが、結果として従来通りのノートPCらしい操作性と2画面性の確保に成功している。実に見事なアイディアだ。


 総じて、大画面性と操作性の両面を実現することに成功したのが、2024年の『Zenbook  DUO』だと言える。普段は従来のノートPCとして使いつつ、ここぞという時には大画面に変身。まるで真の実力を隠した能力者のようなカッコよさがあるじゃあないか。

参考情報
https://jp.store.asus.com/store/asusjp/html/pbPage.note_new_laptop

目指したのは究極のマルチタスクデバイス ASUSが2画面ノートPC『Zenbook DUO』を発表

画期的な14インチのディスプレイ2枚搭載の『ASUS Zenbook Duo』が発表され、これにより一台で多様な使用スタイルが可…

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