はじめしゃちょー「コラボしない方が個性出る」 コラボ動画のメリットと希少性を考える

 2023年12月2日に投稿された、はじめしゃちょーの報告動画「【前代未聞】実は1年間〇〇禁止してました。」が話題となった。内容は、1年間ほかのYouTuberとのコラボを禁止していた」というもの。昨今では新世代YouTuberを中心に、コラボ動画でチャンネル登録者数を伸ばす動きが主流だが、なぜ彼はあえてコラボを辞めていたのだろうか。

 はじめしゃちょーといえば、お菓子やラーメン、お米を1年間食べないなどの「1年間〇〇禁止生活」を毎年行っていることで知られている。そのなかで、2023年は「1年間YouTuberコラボ禁止生活(ヒカキンを除く)」をしていたという。

 YouTuber同士がコラボ動画を撮ることは、それぞれの視聴者からの認知度が上がり視聴回数が増える、企画を考えやすくなるなどのメリットがあるが、なぜコラボ禁止生活を選んだのか。

 理由は「自分の力で数字を伸ばしたかった」「YouTuberがコラボする風潮が苦手だった」という2つによるものだ。特に、コラボ動画を撮らないことによるメリットが大きいということが挙げられる。「コラボをすると一時的に数字は伸びるが、それは本当に自分の力なのか疑問だった」「コラボしないほうが個性が出るんじゃないかと思った」というふうに語っており、流行りの逆張りを狙った企画だったといえる。

 しかし、コラボ動画を撮らずして本当に数字に影響はなかったのだろうか。

 はじめしゃちょーは動画で「実際にやってみたところ、チャンネル登録者数も増えて再生数も上がっていた」と語り、影響はまったくなかったという。ただ、これが実現したのは、はじめしゃちょーの流行りをキャッチするアンテナ力と、企画力があってこそだろう。

 事実、霊媒師とのコラボや日本一接客の悪い店など流行りに乗ったり、4億円の豪邸を定期的にアップデートする大型企画を行ったりするなど、同じYouTuberでも真似しにくいコンテンツを1年間提供し続けたことが数字に現れているといえる。

 クリエイターによるコラボ動画はまだまだ人気を集めているが、今後はじめしゃちょーのように自身のチャンネルのみで動画を撮るYouTuberは増えていくのか、見届けていきたい。

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