てんちむら女性YouTuberが相次いで活動休止へ　切実な理由からみえた“活動を続ける難しさ”を考える

　女性YouTuberの活動休止については今月3日、てんちむが9月末をもって無期限で活動を休止することが大きなニュースになった。てんちむは活動休止理由について明言していないが、結婚は否定。しかし、無期限での活動休止を選択するほど、ライフステージや仕事への考え方に大きな変化があった可能性がある。一方で活動に対しては「未練は一切ない」と話しており、清々しいほどの“やり切った”感が伝わってくる。こういった発言からてんちむの“明るい”次のステップを想像し、活動休止を受け止められた視聴者が多かったように感じられる。

　てんちむはさておき、実はチキチキバンバンの今回の動画の後半には、ちもが「お互いに子どもが欲しいっていう話もしてる」と話すシーンがある。「そうなると活動期間に限界はあると思ってました」と続けたちもに対し、まりこもすべての作業をふたりで行っていることに触れ、「この生活での出産・育児は難しいと正直思っちゃってました」と打ち明けている。

　とくにチキチキバンバンの事例からは、女性クリエイターたちが長期的に活動する難しさがひしひしと感じられる。YouTubeにはくれいじーまぐねっと・UraNのように、出産の前後だけ休むという人も存在するが、それはかなり稀なことだ。さまざまな理由でライフステージが大きく左右されることが何かと多い女性YouTuberたち。着実に活動を積み重ね、人気を獲得してきたチキチキバンバンのような女性クリエイターたちが長く活動できるような体制が、YouTuber界にも必要なのかもしれない。