にじさんじ・フミが放つ“輝き”の名前を知っているか ひたむきな努力と入念な研究が生み出すそれの名は「ドラマ」だ

YouTuberの研究が活きる、フミの「面白ネタ動画」の数々

 さて、筆者はフミがYouTuberをチェックしていることにも触れたと思う。その研究成果を存分に活かした動画作りもまた、彼女の魅力ではないだろうか。

 自身にとって得意とはいえないゲーム配信だけではなく、いわゆる「面白ネタ」な企画・配信に力を注いでおり、彼女の印象的な配信・動画を振り返ったとき、人によってはこちらを思い出すファンも多いかもしれない。

 「輪ゴムでメロンやパイナップルが割れる」。そんなシーンを想像したことはあるだろうか?

【検証】輪ゴム何本でメロン割れるのか【にじさんじフミ】
【新衣装】輪ゴムでパインを割れたら新衣装お披露目できる【にじさんじフミ】

 「まんまんまんぞく!! いっぽんまんぞく!」と歌いながら数時間以上にわたってスナックバーを食べる人を見たことは?

【耐久】1本満足【にじさんじフミ】

 YOASOBI「夜に駆ける」を5人がそれぞれ好きに歌ってみて、合わせたときに「ちゃんと完成するのか?」と考えたことは?

【歌ってみた】5人それぞれが好きなとこだけ歌っても完成する『夜に駆ける』検証【にじさんじ】

 ほかにもYouTubeチャンネルの登録者数が10万人に到達したことを記念する凸待ち配信ではポッキーを舐めながら会話をしてみたり、「100均ショップで購入した印鑑は何回押せるのか」という企画を配信で試してみたりと、検証ネタを中心にしたある意味ではVTuberらしからぬ配信にも積極的に挑戦しているのだ。

 じつはこうした企画は、実写動画を制作するようなYouTuberの間で流行したネタでもある。それを自身のコンテンツに取り入れていることは、VTuberに限らずYouTuberに対しても憧れ・リスペクトを抱くフミならではの点だろう。

 現在では動画だけでなく、ショート動画を投稿することも増えてきており、より自身の道を追求している最中にある様子。

 自身より先にデビューした先輩らがゲーム配信へと傾倒していくなかで、自身はオリジナリティ&バラエティ性の高い企画配信に注力・模索し続けていくだろう。

 彼女の後にデビューしたにじさんじのメンバー、もちろん先輩たちにとっても、今後彼女の動きは強い影響をあたえていく可能性が高いだろう。引き続き活躍に注視したい。

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