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春のイヤホン衣替え オーディオ評論家・野村ケンジも注目の最新ワイヤレスイヤホン【JBL編】

 春といえば衣替えの季節。愛用のイヤホンもこれを機に一新してはいかがだろうか。というのも、最新イヤホン、特にTWS(完全ワイヤレスイヤホン)の進化はめざましく、2年も経てばかなり色あせた存在になってしまう。対して最新モデルは、接続性が安定してきたり操作がしやすかったり良音質コーデックに対応したりと、使い勝手も音質もかなり良くなってきている。そんな最新おすすめTWSのなかから、JBLの画期的な新フラッグシップ『TOUR PRO 2』を紹介しよう。

 

ケースにタッチパネルを搭載した革新派
JBL「TOUR PRO 2」

【商品解説】
 JBL「Tour」シリーズの新しいフラッグシップTWS(完全ワイヤレスイヤホン)。既存モデル「TOUR PRO+」に対して全てが一新された完全リニューアルモデルで、イヤホン本体はバー部分のあるデザインとなり、楕円形のノズル部と合わせて装着感と遮音性を向上させている。

 最大の特長といえるのが、1.45型のスマートタッチディスプレイを搭載した専用ケースだろう。こちら、スマートフォン用アプリ「JBL Headphones」と同等の操作ができるようになっているので、とても重宝する。

 そのほかにも、フィードフォワード+フィードバックのハイブリッドANC(アクティブノイズキャンセリング)機能を搭載。加えて、リアルタイムで周囲のノイズ成分をチェック、ノイズキャンセリングを行う強さや周波数を自動調整する「リアルタイム補正」機能も用意され、より手軽に最適なANCを活用できるようにもなった。また、外音取り込みに関しては先代同様2つのモードを用意し、シチュエーションによって使い分けられるようになっている。

 連続再生時間は、イヤホン本体のみで約10時間(ANCオフ時)、ケースからの充分を合わせると約30時間の使用が可能となっている(ANCオン時はイヤホン本体のみで約8時間)。また、IPX5相当の防水性能を備えている(イヤホン本体のみ)。対応コーデックはSBCとAAC。なお、今後のアップデートによって、次世代Buetoothオーディオ規格「Bluetooth LE Audio」および「LC3」コーデックに対応予定ともなっている。

【深堀りポイント】

 「とにもかくにも、タッチパネル付の専用ケースがとても画期的だし、とても重宝する。しかも、再生停止や曲送りだけでなく、音量調整やANCモードの切替、プリセットイコライザー設定、サウンドモード切替(映画やゲーム、音楽の3つ)など、様々な設定や切替がおこなえるためとてつもなく便利。いちいちスマートフォンを取り出し、アプリを起動して設定という作業を行わなくて済むのは大変ありがたい。

 ウワサではアップルも将来的に近いシステムを用意するというリース情報が出回ってきたが、あきらかに『TOUR PRO 2』に対する牽制だろう。それほどまでに、『TOUR PRO 2』の“操作や設定ができる”ケースは、エポックメイキングな存在といえる。ちなみに、先日のアップデートでタッチパネルの背景として任意の画像データを表示できるようになった。ちょっとしたことだが、なかなか嬉しい機能向上だ。

 このケースだけでも充分に買う価値のある『TOUR PRO 2』だが、実は全体的な完成度も高い。マテリアルの質感もよく、装着感も良好。音質面でも、たっぷりとした低音とヴォーカルなど中域を重視したJBLらしいハツラツとした表現はそのままに、どんなジャンルの音楽もそつなくこなす丁寧さも持ち合わせている。文句なく“最新”かつ“最良”の製品だ」

◯参考情報

https://jp.jbl.com/TOUR-PRO-2.html

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