YouTuberのラファエルが、家賃140万円から40万円のマンションへ引っ越したことを報告した。

　2014年11月から動画投稿活動をするラファエルは、時給日本一のYouTuber”を自称し、長らく羽振りの良さを全面に押し出すスタイルで人気を博してきた。しかし、22年11月30日にYouTubeチャンネル「令和の虎CHANNEL」で公開された動画に出演した際、「広告収益は10分の1に落ちています。ほとんどのYouTuberがそうだと思います」と告白。これに追随するかたちで複数のYouTuberが同様の訴えをしたことにより、「YouTuberビジネスに陰りが生じているのではないか？」と話題になったことは記憶に新しい。

　そんな収益減少に悩むラファエルがこの度、固定費削減のために大きな決断をした。
2023年2月22日に公開された「【家賃100万円ダウン】実家の新居が決定しました」と題した動画でラファエルは、これまで都内で暮らしていた家賃140万円の住まいを離れ、千葉県某所に建つ家賃42万円のマンションへ引っ越したと伝えた。新居は30階建て以上のタワーマンション。間取りは3LDKで、広さは120～130平米だった前回の物件よりもややコンパクトな、110平米とのことだった。ラファエルは妻と、小さな子ども2人の所帯持ち。4人家族の居住スペースとしては十分な広さだと言える。

　140万円から42万円とおよそ100万円分家賃がダウンするため、当然住まいの豪華さは変わってくる。ラファエルは新居を案内する中で、「エアコンが埋め込み式じゃなくなった」「床が大理石からフローリングに変わった」「お風呂場のテレビがなくなった」など、今の住まいとの相違点を指摘した。

　とはいえ、郊外で家賃42万円の住まいであるため、内装や設備は充実。特にメインルームは、ディスポーザーやビールサーバーを搭載したカウンターキッチン付きの広々としたゆとりある空間となっており、全面ガラス張りの窓の外はモザイクがかけられていたものの、ラファエル曰く「絶景」なのだとか。

　ラファエルは「僕、実は高層マンションに住むのが初めてなんですよ。今まで動画では色々嘘ついてましたけど」と暴露。続けて「都心まで高速使って40～50分くらいで行けるので、僕はここで満足しています」と述べ、「家賃が100万円下がったので、僕ここに住むだけで年間1200万円浮きます！」と喜んでいた。

　家賃42万円は一般的に考えればまだまだ高いが、バブリーなキャラから、無理のない現実的な路線にシフトチェンジしつつあるラファエル。浮き沈みの激しいYouTuberの世界。一般的に生活水準は一度上げると下げるのが難しいとよく言われる。その生活のレベルを維持しようとし、犯罪に手を染めるYouTuber・元YouTuberもちらほら現れ始めている。見栄を張ってよからぬことに手を染める前に、今回のラファエルのように潔く、YouTube活動の低迷や収益の減少を認め、キャラチェンジすることも大事なのかもしれない。