『隣の恋は青く見える4』5話ーー“元恋人”と“浮気相手”の対面で嫉妬が爆発 「もし、あの時振らなかったら……」

安定カップルが、まさかの崩壊?

 ついに、元恋人と再会する日がやってきた。毎シーズン、いちばんバチバチするのがこの回だ。「仲良くやっていきましょう」とは言うものの、どうしても“敵同士”のようになってしまう。

 やはり、つい最近まで付き合っていた相手が、ほかの異性とイチャイチャしている姿を見るのは心苦しいのだろう。しかも、『隣恋』シリーズは、会っていない間の“浮気写真”が共有される。つまり、元恋人の浮気相手と初対面する気まずさもあるというわけだ。

 この再会を迎えるまで、ニアスとミチルはかなりいい感じだった。もちろん、一時はニアスの嫉妬騒動によりかなり気まずくなっていたが、前回はベッドでキスをするほどの接近っぷり。正直、ニアスも彼女の気持ちは100%自分に向いていると確信していたはずだ。

 しかし、そう一筋縄ではいかないのが乙女心。元恋人・リュウヘイが、「好きなタイプは、毎日天秤に(おもりを)1個しか置いてくれない女の子です」と未練を匂わせてきたせいで、ミチルは大混乱に陥ってしまう。

 たしかに、ミチルはリュウヘイのことが嫌いになって別れたわけじゃない。彼に振られてしまったから、前に進むしかないと思って、ダナンでの時を過ごしてきたのだろう。それなのに、振った側のリュウヘイは、なぜ今さら「好きですよってことです」なんて言ったのだろうか。

 KinKi Kidsの「雪白の月」に、<さようならと言われるよりも 言う方がきっとツライ>という歌詞があるが、筆者もそう思う。振られた側は、どんなにつらくても残された道はひとつしかない。すがってもダメだった場合は、前に進むしかないのだ。

 けれど、振った側は、「もし、あの時振らなかったら……」という後悔を抱えながら生きていくことになる。その苦しみに耐えられないのなら、別れを告げるべきではないし、キッパリと別れてあげるのが振った側の責任だろう。

 だからこそ、ニアスがリュウヘイのことを、「ブレブレだね」と表現した気持ちも、分かる。しかし、つい最近まで交際していた男性の悪口を言われるのって、なんだか悲しい。わがままかもしれないが、「彼のこと、何も知らないくせに!」と思ってしまう。

 この場合は、MCの岡田結実も言っていたように、“ほかの女子メンバーにミチルの様子を聞いてもらうように頼む”のが正解だったのかもしれない。ただ、とにかくまっすぐなニアスのことだから、ミチルをそばで支えてあげたかったのだろう。その優しさが、今回は凶と出てしまったのが苦しい。

 次回の復縁デートで、やっぱりミチルはリュウヘイのもとに戻るような気がする。となると、バチバチの三角関係はどう転がっていくのだろうか。

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