『今日好き サムイ島編』1話ーー「昔から好き」ミスコン経験者がサムイ島で邂逅!積年の片思いは実るのか?

“さんざフェスティバル”が2度目の開催 今度こそ意中の相手を決め切れるか?

 2点目に、今回も“さんざフェスティバル”が開幕してしまったこと。『ダナン編』で気になる女子2名から恋の矢印を向けられるも、最終告白の直前まで決断を引きずってしまったあまり、意中の女子からも愛想を尽かされてしまったさんざ。前回の反省を活かし、さすがに今回は“別のさんざ”を見せてくれるのかと思ったが……やってしまった。新メンバーのみさき(佐野実咲)とこはる。またしても、ふたりの気になる女子から同時に矢印を向けられたのである。

 みさきには「前回の旅も今回の旅も、さんざくんがいちばんカッコいいと思う」という、これまでの『今日好き』でも聞いたことがない種類のパンチラインで、早くも恋の沼に沈められるさんざ。こはるからも「気になる人がさんざくんだけで」と、早くもカノジョ候補が登場してしまった。こはるの「面白い人がタイプ」発言に、いつもの“チャラ顔”で「任して!」と、あのトーンで答えるさんざを1カ月ぶりに確認した。この男、マジで何も変わっていなくてウケる(と、同時に安心もしてしまった)。

 正直なところ、さんざのイケイケどんどんな性格を踏まえるに、彼の方から追いかける恋と相性もよさそうで、そんな姿を観てみたかったのも事実。だが、いわば“2周目”とでもいうのだろうか。『ダナン編』と同じルートに入った点で、今度こそ彼の成長劇を目撃できるかと思うと、期待してしまう想いもある。とはいえ総括するに、恋愛見届け人が口を揃えてゲキを飛ばしていた「さんざ、早く決めろ!」という一言に、筆者も激しく同意なのだが。

はると、こはるに告白「第一印象どころの話じゃない」

 3点目の説明をする前に少しだけ問いたい。『今日好き』が始まる前から、一緒に旅するメンバーに恋心を抱き、その想いに蓋をしてきたらどうだろうか。

 最後にスポットを当てるのは、『ミスコン』出身メンバーのはると。第1話終盤で、ビーチにて水遊びをした際、はるとは静かにこはるとふたりきりの状況を作る。そこで打ち明けたのは、『今日好き』で生まれる恋を新たな次元へと推し進めるような決意。「コンテストのときからずっと好きで。昔から好きで」と、『ミスコン』当時からこはるに対して想いを寄せていたものの、あくまで多くの人から審査される立場として、彼女に連絡を取ることを控え、自身の想いに蓋をしてきたのだという。はると自身も語っていたが、本当に“第一印象どころの話じゃない”わけだ。

 この直前にも、はるととこはるは2ショットをしていたのだが、その際のこはるはさんざと話したい想いが上回っていたためか、はるとを恋愛対象とは認識していなかったようにも思えた。それがいまではどうだろう。さすがに彼が本気であると気付き、真剣に向き合わなければ失礼だという表情に切り替わっている。こんな短時間で人の想いを変えられるはるとは、『サムイ島編』をますます盛り上げてくれることだろう。スタジオの大友花恋が放った「プライベートでは我慢しなければいけない恋だったのに、ここでは“恋してください”って言われてるんですよね!」という熱弁が、この旅の面白さを何よりも象徴していた。

 そして、旅の開幕から間もないながらも、『サムイ島』編の最注目メンバーとなったこはる。彼女の今後の動きは、周囲のメンバーに与える影響も大きいと確信できる。今回の最終告白は女子から。いまからでも、3名の男子が彼女に手を差し出す“最後の光景”が頭に浮かんできたが、その行方ははたして。

【場面写真】『今日好き サムイ島編』1話ハイライト

『ABEMA』総力特集 人気作品の裏側に迫るインタビュー&コラム

『今日好き ダナン編』最終話ーー「付き合う前に辛い気持ちになっちゃった」三角関係は意外な結末に......

11月28日よりABEMAにて放送中の恋愛番組『今日、好きになりました。ダナン編』(以下:今日好き)。現役高校生たちが2泊3日の…

関連記事