職業のバラエティ豊かな『ポケモン スカーレット・バイオレット』のジムリーダー　あなたの推しはだれ？

からげんきな非凡サラリーマン

　チャンプルジムのアオキは、ノーマルタイプを操るジムリーダーだ。どこか疲れていて影のある印象の彼は、ポケモンリーグの営業部に所属している。個性豊かなジムリーダーたちの中で影が薄いと思いきや、発売前からなぜか注目を集めており、その人気はナンジャモに匹敵するとかしないとか。

　そんなアオキは、普段サラリーマンとして働いており、彼とのバトル中には社会人の闇も感じることができる。

　手持ち最後のポケモンを繰り出す直前には、「上司につめられるよりかは　まだまだ余裕がありますね」とさらっと普段の激務っぷりを感じさせる。

　また、「社会人お得意の技！出してもよろしいでしょうか？」という台詞とともにテラスタルしたムクホークの「からげんき」を繰り出す場面では、多くの社会人が涙を拭った。ちなみに、勝利後にはわざマシンとして「からげんき」を受け取ることができる。

ナウい！メイクアップアーティスト

　ベイクジムのジムリーダーはエスパータイプの使い手、リップだ。本業はメイクアップアーティストで、ジムバトル前に2台のスマホロトムを使いこなして登場する様子から、相当な売れっ子のよう。

　その言動からもかなり美意識が高い様子がうかがえるが、「ケツカッチン」など一昔前のナウい業界用語も飛び出す、面白いジムリーダーだ。ジムテストに駆り出されているキハダ先生との関係も興味深い。

　ハッコウシティのナンジャモとも交流があるようで、コラボを行ったことがあるとナンジャモが発言している。彼女自身もSNSでの影響力があるようで、ハッコウシティにはリップの広告も確認できる。ちなみに、彼女とのツーショットをネットにアップするのは厳禁なので気をつけよう。

ズンズンチャッチャカ　奏でるソウルフルビート

　フリッジジムのライムは、ゴーストポケモン使いのジムリーダー。本業はラッパーで、普段からラップ口調でライムを刻んで（韻を踏んで）いる。ジムバトルの前に行われるテストでは、彼女のライブを前座のポケモンバトルで盛り上げるというもので、普段からライブ活動に力を入れていることがわかる。

　その特徴的な見た目で気づいた人も多いと思うが、彼女はアカデミーの教師であるタイムの妹である。どうやらタイムのジムリーダー引退をきっかけに、ライムがフリッジジムのジムリーダーを引き継いだようだ。

　またラッパーということもあり、バトル前のカメラへのアピールは随一。8つのジムで唯一、2匹のポケモンを出して戦うダブルバトルを採用していることも特徴だ。

塩対応の最強ジムリーダー

　パルデア地方最強と呼ばれるのは、ナッペ山ジムのグルーシャ。元プロのスノーボーダーだったが、足の怪我のため引退し、現在はジムリーダーを行っているようだ。

　発売前の比較的早い段階でその姿が公開されていたが、口元はマフラーで隠されており、長髪で中性的な見た目のため、性別が議論され話題を呼んでいた。ファンアートも多く、その人気っぷりは折り紙付きだ。

　しかし、バトル前には「サムい返事・・・残念だよ」とクールで冷めた態度をあらわにする。スノーボードを引退する事故がきっかけで、ふさぎ込んでいるようにも感じられるが、嫌がりながらも記念写真に応じてくれたり、本来は熱い性格の持ち主であることがうかがえる。

　以上、8名の個性豊かなジムリーダーたちを紹介した。

　これまでのシリーズにも別の職業をもつジムリーダーは多く登場しているが、今作では街などにもその肩書きが色濃く反映されており、ふらっと街を歩いていると偶然ジムリーダーに関する情報などを拾うことも。

　チャンピオンロードの攻略では、ジムリーダーたちの個性も楽しみながらプレイしてみてはいかがだろうか。