決定的瞬間を逃さない！　動画も写真も自在に撮影できるiPhoneカメラのテクニック

　iPhoneやiPadには多数の機能があるが、うまく使いこなせているだろうか。これまで労力を割いてきた工程が、ちょっとした操作でグッと楽になることもあるだろう。本連載ではそんなiOSデバイスたちの便利ワザ（TIPS）を紹介していくので、ぜひ役立ててほしい。今回はカメラアプリにまつわる小技を紹介しよう。これを知っているだけでビデオや写真の撮影がグッと楽になるはずだ。

　ご存知のようにiPhoneの「カメラ」アプリでは写真だけでなくビデオ（動画）も撮影できる。どちらを撮影するかはカメラモードを切り替えて選択するのだが、写真を撮っている最中に『ここはビデオで撮りたい！』と感じる時があるだろう。実はこうしたシーンに最適な機能が「カメラ」には用意されている。

　はじめに紹介したいのは「写真モードでビデオを撮る方法」だ。操作は簡単、シャッターボタンを長押しするだけ。「写真」のモード中にシャッターボタンを長押し（ロングタップ）するとシャッターボタンが赤色に代わり、押している間ビデオ撮影をしてくれる。スクリーンの上部に録画時間のカウントが表示されるのでビデオ撮影中になっているのがわかるだろう。指を離せば録画がストップして、また写真モードに戻る。

　ずっと押したままにしておくのが面倒な場合は、ロングタップしている指をそのまま右側にスライドしてみよう。録画状態が固定されるので、指を離してもビデオ撮影を継続してくれる。

　写真モードで白いシャッターボタンを左側にスライドすると、“シャカシャカシャカ…”という音と共に連写ができる。動きの激しい被写体を連射して捉えたいときに使ってみよう。

　次はビデオ撮影時の便利な機能だ。ビデオ撮影が始まると録画中を示すボタンの横に白いシャッターボタンが出現。この白いボタンをタップすると、その瞬間の静止画が写真として記録される。ビデオを撮っている最中に、ここ！というタイミングでタップすれば、その瞬間の映像を静止画で残せるのだ。

　このときは、写真モードと違ってシャッター音も鳴らないので、小さな子どもやペットの寝姿を写真に残したいといったのシーンでも活用できる。