国民的美少女コンテストGP・吉本実憂、「キスよりも前のふたりの関係性」を考えた演技で初の恋愛番組に挑む

吉本実憂『ドラ恋』出演インタビュー

 ABEMAの恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい』のシリーズ10作目、『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』が11月13日より放送される。

 同シリーズは、キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋は生まれるのかを追いかけていく恋愛番組。毎話、番組内の恋愛ドラマで主役を演じられるのは、オーディションで選ばれた男女1組だけというルールのもと、役を勝ち取るために相手役と稽古を重ねていくというものだ。新シーズンは、シリーズ初となる海外での全編ロケを敢行。アメリカ・ニューヨークを舞台にラブストーリーが繰り広げられていく。

 リアルサウンドテックでは『恋愛ドラマな恋がしたい in NEWYORK』(以下、『ドラ恋』)の出演者、全員にインタビュー。今回は、2012年に第13回全日本国民的美少女コンテスト・グランプリを受賞し、芸能界デビューを果たし、数々の作品に出演し続けている吉本実憂にインタビュー。シリーズ1から『ドラ恋』を見ている吉本ならではの、参加してみたうえでの感想を聞いた。(於ありさ)

ーー『ドラ恋』への参加が決まった時の気持ちを教えてください。

吉本実憂

吉本実憂(以下、吉本):記念すべきシリーズ10作目の『ドラ恋』に参加することができて、光栄な気持ちでいっぱいです。参加の決め手となったポイントは、ニューヨークでお芝居を学ぶことができるということ。正直な気持ちを言うと、恋愛をしたいという気持ちが1番ではありませんでした。

 でも、心のどこかで「恋ができたらいいな」という気持ちはありました。『ドラ恋』は、恋愛だけではなく、お芝居も関わってくる作品なので、恋をしたらという以前に人間性みたいなものがどう映ると思っています。そういう意味では、不安もありましたが、何か成長できる気がすることを期待して、参加を決めました。

ーー過去の『ドラ恋』シリーズは観ていましたか?

吉本:『ドラ恋』は、シーズン1から観ていて、ただのファンです(笑)。恋愛模様だけでなく、役者としての力量が試されたり、普段は見られない作品をつくる前段階のオーディションを覗くことができるところが魅力だと思います。オーディションを観ていて、苦しくなる瞬間は多々ありますがペアとの関係性によって発揮するエネルギーで、同じ台本でも全く違うカラーになるのがとても興味深いです。はじめは「本当に恋してるの?」という素朴な疑問はありましたが、恋をした時の特に女の子の表情が変わっていくのを見て、その疑問は消えました。

ーー今回の舞台はニューヨークとのことですが、ニューヨークはどんな街でしたか。

吉本:ニューヨークは、もともと役者としてとても興味があった街で「アメリカに行くなら、まずはニューヨークに行きたい」と昔から思っていました。好きな作品のロケ地に、気づいたら立っていたこともあり、とてもテンションが上がって刺激的な日々でした。

ーーご自身の注目ポイントを教えてください。

吉本:ニューヨークという降り立ったことのない街で、役者として、人として奮闘してる姿を見ていただけるかと思います。役者である以前に人間なんだということや、好きなこと、やりたいこと、成長したいことに対して向き合ってる時の感情を、隠すことなく出していると思うので、観てくださる方の活力になるといいなと、旅を終えたいま、思っています。

ーー キスシーンのお芝居心がけたことや、普段のお芝居との違いは?

吉本:一緒にお芝居をする人との稽古の時間を、こんなに与えてもらえることは普段の撮影ではなかなかないので、稽古がすごく楽しかったです。キスシーンが素敵なものになるかどうかは、キスよりも前のふたりの関係性にかかってくると思います。だから、稽古のときにたくさん話をして、物語の中の関係性に近づけるようにしました。関係性によっては、近すぎてもダメなこともあるので、その時はお芝居に関しての信頼度を増すことだけに焦点を当てて稽古をしました。みんなに対しての信頼度は、共同生活をしているということが良い方に作用していたと思います。

ーー今回の『ドラ恋』をきっかけに役者として学んだことはありますか?

吉本:たくさんあります! 誰にも教えたくないくらい本質的なことも学びました。でも1番の収穫は私がお芝居する上でモットーにしている「嘘をつかない」という思いが間違いじゃなかった知れたこと。ニューヨークという地で確認でき自分にとって自信に繋がりました。また、体力的なエネルギーではなく精神的なエネルギーは無限だということにも気づき、どんなシーンを撮っても、すぐにフラットな感情に戻れるというものを得ました。

ーー将来、どんな役をやりたい、どんな作品に出たいなどあれば教えてください。

吉本:どんな役でもやりたいですが、特にやりたいのは、家族の問題や恋愛の問題など、まだ確信的な答えを見出せていないような問題に真正面から深くぶつかれる作品です。

 あとは坂口拓さんの元でアクションを学ばせていただきたいです。闘うという人間の本能を表現したいので、作品を通して叶えたいです。それからニューヨークという地で再び恋愛ドラマををつくりたいですね。

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