2022.09.13 12:00

『今日好きセブ島編』こたあやカップルインタビュー　気持ちが動いたきっかけは“キーホルダー”？

文・取材＝一条皓太、写真＝はぎひさこ

「あやのことをもっと理解したい」（こたろう）

ーーこたろうさんは、ゆうじゅりカップル成立から、キモチの整理になかなか時間がかかったかと思います。自身のうちにあるモヤモヤした感情は、どのように解消していったのでしょう。

こたろう：あやから2日目のお昼にプレゼントされたキーホルダーを眺めることで、自分の想いも切り替えていけるようになったんです。人って、耳で聞いた言葉もいつか忘れてしまうものだと思うんですよ。でも、あやは僕にキーホルダーという形で、大好きな想いを目に見えるように残してくれて。ゆうじゅりカップル成立後、一人の時間にふと、そのキーホルダーを手に取って、あやのキモチに徐々に向き合い始めている自分がいたんですよね。

あやね：あのキーホルダー、そんなに見られていると思わなかった。ちょっと恥ずかしいかも（笑）。

ーー最終日には、あやねさんから指に結ばれたメッセージ付きのリボンを手に、こたろうさんが「しゃー！」と小さくガッツポーズをするシーンもありました。目に見える形で言葉を伝えるという点で、先ほどのお話と共通する場面もありますが。

こたろう：たしかに。あの「しゃー！」は、“これはもう成立しないと！”と思ったときに出た確定演出の言葉ですね（笑）。

ーーとなると、あの時点でもう心が決まっていたのですね。

こたろう：そういうことです。例えば、僕が最後にあやの告白を断ったとして、次の旅に彼女が参加してくれるかもわからないし、そのときには別の男子と結ばれてしまうかもしれない。だとしたら、いま彼女の想いに応えるべきだと思った。これはもう、ゆうじゅりカップルとの思い出から学んだことですね。

あやね：あの時点でもう私を選んでくれていたの、まったく知らなかった（笑）。そういえば、最後のアピールタイムで指名してくれたときに、手を引いて歩いてくれたよね。「あれ？　ひょっとして少しは私のことも考えてくれているのかな？」とは感じていた。最後まで自信はなかったし、当たって砕けろのキモチだったけど、実際はどうだったの？

こたろう：それにはちゃんと理由があって。あの場面で、僕だけじゃなくてゆうぞお（今井雄三緒）たちもあやをアピールタイムに指名していたじゃん。あやが他の男子メンバーに心変わりする可能性もあったし、最後の最後に自分からもアピールをして、印象に残る時間を過ごしたかったからだったんだよね。それも、ゆうじゅりカップルとの思い出から学んだことだけど（笑）。

あやね：そういうことだったんだ！

ーーなるほど。話は変わりますが、こたろうさんが『小夏編』で恋のキューピットをした、ぜんさん（内田禅）×おとはさん（たぐちおとは）の“ぜんおと”カップルにお話を聞いた際、おふたりで「こたは本当にいい男なんだよ！」と盛り上がっていましたよ。

こたろう：最近の僕はですね、ぜんおとのパパをやっています（笑）。僕自身、ぜんおとの雰囲気がめちゃめちゃ好きで、特にぜんからは近況報告だったり、たまに喧嘩をした話を聞いて、僕がアドバイスをしたり。それでも結局は仲よしなふたりだから本当に大好きなんですよね。

ーーこたろうさんの饒舌ぶりから、ぜんおとカップルへの想いの強さが伝わってきました。今度は、こたあやとして逆に近況報告をするターンですね。ダブルデートの可能性も？

こたろう：ちゃんと考えています！あやと一緒にぜんおとに会う機会も増えると思うので、4人で遊んでみたい！

ーーデートの話題から派生して、リアルな高校生の恋愛事情について勉強させてください。周囲でお付き合いをしている方がいるご友人は、どのように恋人との記念日を祝っていますか？

あやね：私の友だちでいうと、ディズニーランドに遊びに行ったり、プレゼント交換をしたりと、大掛かりなイベントは1年記念日など、区切りのよいときに楽しんでいる印象があります。毎月のように何かをするわけではないですね。

こたろう：むしろ、“この記念日だから遊ばないとダメ”というより、なんでもない日常のなかでプレゼントをするとか、そういったサプライズの方をしたいよね。自分なりの考え方だけど、そうした方がお互いに気持ちのよい関係性を築けるのかな。

ーー記念日を祝うキモチには、義務感ではなくお互いを想いあう心が必要ですものね。とはいえ、おふたりは今後の記念日に行きたい場所などもあるのでは？

あやね：私の地元、島根の出雲大社とか！　こたは神社巡りが好きらしいんです。あとは、こたの地元、大阪の海遊館にも行きたい。

こたろう：東京なら、浅草で浴衣デートもしたいかな。いまはまだ、これからしたいことを互いにたくさん提案しています。『今日好き』は2泊3日の旅ですけど、僕があやを好きになってからの時間は、実質的に1泊2日……いや、1日くらいしかなくて。だから、あやのことをもっと理解したいし、会えた時にはふたりでの時間を大事にしていきたいです。