飽和したスマートフォン市場に刺激をもたらす? 『Nothing Phone(1)』の“遊び心”について考える

自然な描写のカメラ

 『Nothing Phone(1)』で撮影した作例をあげてみよう。屋外で撮影した写真は自然で、色合いやコントラストが強調されすぎているといった傾向も見受けられなかった。

 海や空、砂浜といった自然物も、撮影時の状態がうまく再現されている印象だ。

 蛍光灯の下という厳しい条件下だったが、伊勢海老やイカ、ハリセンボンの肉感もよく表現されている。

 一方で暗い場所でのナイトモードを利用した撮影は、若干使いこなしに慣れが必要な印象だ。もう少しナイトモードが自動オンがスムーズになると、失敗する写真も減るかもしれない。

次回作が楽しみなスマートフォン

 1週間ほど試用した限りでは、『Nothing Phone(1)』の動作におかしな点はなく、快適に利用できた。ブランド初のスマートフォンとしては、きわめて完成度が高い印象だ。

 Nothingはワイヤレスイヤホンの『Nothing ear(1)』、『Nothing Phone(1)』に続く、さらなるデジタルガジェットの投入を予定している。次回作がタブレットになるのか、スマートウォッチなのか……など、その展開を楽しみに待ちたいものだ。

(Source)
https://jp.nothing.tech/pages/phone-1

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