『隣の恋は青く見える3』7話ーー“公認浮気”で気づいた、本当の気持ち。元恋人と決別し新たな恋に進んだのは?

 そして最後は、フミヤとサワコの交際歴最長カップル。洋服の色がたまたま被るという絆を見せつけた2人は、お互いに「運命?」と軽口を叩き合う。こんなに運命を感じる出来事があったら、別れることはできないかもしれないな……と多くの人が思ったことだろう。しかし、フミヤとサワコは、3年の交際にピリオドを打つと決めた。サワコは、彼と過ごした日々を、「暴走機関車にずっとつかまっているような感じだった」と振り返る。

 浮気をされても、「フミヤくんのことが好きだから」と半ば意地になっていた彼女は、この旅を通して、“自分らしくいられる恋”を知った。ジュキヤとの出会いが、運命を変えるきっかけになったのだろう。序盤は、常に不機嫌だったサワコが、「(フミヤに)騙されるのも、楽しかったよ」と清々しい表情で言い放つ。その姿に、思わず胸が熱くなった。「出会えてよかった。フミヤくんでよかった」「サワコのこと、これからも応援する」と言いながら、最後のハグをする2人。こんなに美しい恋の終わりがあるなんて……と感動させられたシーンだった。

 年を重ねるごとに、恋を終わらせることや、新しい恋に進むことに臆病になってしまう。そんな時に、背中を押してくれるのが、“公認浮気生活”なのだろう。自分の気持ちと向き合うことから避けていた人たちも、この1週間を通して、たくさん悩み、もがき、苦しんだはずだ。最初は、スキャンダラスなテーマだな……と身構えていたが、フミヤとサワコの爽やかな笑顔を見て、本作のイメージが大きく変わったような気がする。

 いよいよ、次週は最終決断。どの道に進むとしても、それぞれが後悔しない選択をしてほしい。

【場面写真】『隣の恋は青く見える3』7話ハイライト(全30枚)

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