『今日好き 初虹編』4話ーーみゆを巡って2人の男子が一触即発 “ハグ”で一歩リードしたのは?
はやと、“男子同士の2ショット”でヤキモチを焼いて空回り?
最終日の朝、宿泊先の前に腰掛けるはやと(兼村隼人)。「おはよう」と振り向いた先には、ひょうせいの姿があった。男子同士のレアな2ショットである。すると早くも本題に。はやとは「正直に話してほしいんだけど、みゆ(右近心優)のことどう思ってる?」「本気?」「中途半端じゃない?」と、ひょうせいがどんな返答をしても勘ぐるばかり。あくまで2日目に半日デートを過ごし、細かいところまでみゆを褒めていた自分の方がキモチが上である自信があるのだろう。終いには「ここで揺らぐならやめてほしい」と、実在するかもわからないみゆの兄のような立ち位置で、覚悟を試すような問いさえ放っていたほどだ。
だが「ハグとかした?」という質問で一気に形勢逆転。ひょうせいの「したよ」という何気ない回答で、はやとはわかりやすく落ち込みまくる。この日の朝、まさかの自身の2ショット直後にひょうせいがその上を行っていたとは考えもつかなかったのだろう。その落胆ぶりは、ひょうせいが思わず「そんなに落ち込むなって」と気を遣ってしまったほどだ。すでにみゆの“彼氏ヅラ”をしていたのがやや気になったものの、はやとなりに彼女のことを大切に想い、この2ショットへとつながったのだろう。この後の告白について“正々堂々”という言葉を繰り返す姿がなんともかわいらしい。
結果的に、想像していたような男子同士の熱い2ショットとは少し違ったのだが、2泊3日を通して、メンバーの第一印象の先にある素顔を見られた点で、第4話は『今日好き』の面白さが存分に発揮されたオンエアだったと思う。表情が徐々に大人びて、心境の変化もあり、そして今回のような意外な一面も発露する。きっと意中の相手に対しては、そんな素顔なんて恥ずかしくて見せたくもないだろう。そんなもどかしさすら恋愛なのである。
“陽キャギャル”を自称しながらも、恋する/恋してくれた相手を決して軽んじない真面目なゆいな。ゆいなとの初回2ショットでノリノリに思えたが、実はいまいち付いていけておらず、最後には寂しがりでヤキモチ焼きなことがわかったはやと。そんな彼らの本当の一面を見抜き、視聴者にそれを伝えることで、コメンテーターの役割を存分に務め上げていたのが、スタジオの“恋愛見届け人”の井上裕介(NON STYLE)だった。さすがは“今日好きのパパ”、素直に信頼です。