『遊戯王 マスターデュエル』は20年前のデュエリストもついていけるのか?

 人気カードゲーム『遊戯王 デュエルモンスターズ』をプレイできる『遊戯王 マスターデュエル』が、1月19日から配信スタートされた。基本的には無料でプレイできるため、現役デュエリストだけでなく、昔遊んでいたデュエリストにとっても障壁が低い。

 筆者も15~20年前は友達とよくデュエルしていたが、『遊戯王 マスターデュエル』の配信により、久しぶりにデュエル熱が高まっている。とは言え、最近の遊戯王事情どころか、「リンク召喚」「ペンディラム召喚」も一切知らない。そこで筆者のような時代遅れのデュエリストでも『遊戯王 マスターデュエル』で遊んでいけるのか挑戦した。

ブルーアイズのデッキをゲット

 まずチュートリアルが用意されており、詳しい操作から「メインフェイズ」や「スタンバイフェイズ」といった当時はよく理解していなかった詳細なルールも学べた。

 チュートリアル後は3つのデッキからストラクチャーデッキを選べる。正直どれを選んでも一緒だと思ったが、「青眼の白龍」のイラストが見えたため、「パワー・オブ・ザ・ドラゴン」を選択した。

 「青眼の白龍」はもちろん、「ドル・ドラ」や「破壊輪」といった当時使用していたカードが入っており安心感を覚えた。

ビックリするくらいの瞬殺

スタート画面


 早速「DUEL」を押すと、ものの数秒でマッチング成功。すぐにデュエルが始まった。(※うっかり「パワー・オブ・ザ・ドラゴン」ではなく、チュートリアルに使用した初期デッキを選択してしまった……)

 なんとか500ダメージを与えたもののアッサリ敗北。もはや何が敗因かもわからないくらいの瞬殺だった。

 ちなみにデュエル中に「降参(サレンダー)」も選択できるのである意味一安心。筆者には無縁だと思うが、腹いせに切断されてイラっとすることは少ないかもしれない。

「デバックを疑われていないか?」

 初戦を終えて「パワー・オブ・ザ・ドラゴン」を選ばなかったことに悔いが残った筆者は、すぐさま「DUEL」を押して再び戦場へ。今度は間違えずに「パワー・オブ・ザ・ドラゴン」を選択した。

 ただ、次の相手も強すぎる。筆者の弱さも相まって“手も足も出ない”どころの騒ぎではない。

 今回の相手は「六武衆」シリーズ。なんとなく名前は聞いたことがあるシリーズだけあって、何をやってもカード効果が無効にされる。なぜ無効になっているのかさえわからず、「“弱”を選ばれたCPUってこんな気持ちなのかな~」と機械の気持ちを夢想した。

 そして、このデュエルでは1ダメージさえ与えられず終了。“デバック”を疑われてもおかしくないプレイ内容に相手も閉口したのではないか。

 ただ、完封されたにもかかわらず、ランクが上がったのは謎である。「もっと強い人にボコられろ」ということなのだろうか……。

続々更新されるパック

 2戦を通して、筆者のような時代遅れのデュエリストは、カモにさえなれないことがわかった。そのため、とりあえずデッキを強化しようと思い「SHOP」に行く。

ストラクチャーデッキはこんな感じ


 カードパックはもちろん、ストラクチャーデッキやアクセサリーも揃っており、同ゲーム内の通貨“ジェム”で購入できる。

買ってみたけどよくわからない

 パックも非常に種類が豊富。当初見た時よりも徐々に増えており、今後はパックも今以上に充実するのかもしれない。

 一応、「パワー・オブ・ザ・ドラゴン」は「青眼の白龍」中心のデッキのため、「白き青眼龍」なるおあつらえ向きなパックを見つけ、ノータイムで20パックくらい購入。予想通り、「青眼の白龍」に関連したカードが大量にゲットでき、手あたり次第デッキに入れた。

CPUにさえフルボッコ
 デッキを強化して三度「DUEL」に向かおうと思ったが、CPUとデュエルできる「SOLO」でひとまずデッキの“回り具合”をチェックしてみることに。しかし、通常モンスターを出してはただただ攻撃してくる“典型的な弱いCPU”相手に手も足も出なかった。どうやら、考えなしに「青眼の白龍」関連のカードを入れ過ぎたことに原因があるようだ。

CPUにフルボッコされた時のデッキ


 CPUに負けることほど屈辱的なことはない。この敗戦は非常にしんどい。ただ、「このままでは終われない」という気持ちも芽生え、ネット上の情報を参考にしながら、真剣に青眼の白龍のデッキを構築したいと思った。

 総評だが、現役デュエリストと戦うには 厳しいが、CPUとデュエルを楽しむ分には悪くない。(説得力はないかもしれないが…)そもそも、無料なのでのんびりプレイしても良いため、筆者のような時代遅れのデュエリストにもオススメしたい。

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