コムドット、裏方スタッフに“上限なし”の福利厚生　YouTuberの成功に不可欠な仲間の存在

　人気YouTuberグループのコムドットが、チャンネル登録者数300万人達成を記念し、自社の社員にプレゼントを買う動画を公開した。

　コムドットは、やまと、ゆうた、ゆうま、ひゅうが、あむぎりからなる5人組YouTuber。「地元ノリを全国へ」をスローガンとし、西東京を拠点に活動している。注目を浴びるきっかけとなったのは、2020年12月にリーダーのやまとがTwitterに投稿した「【宣戦布告】全YouTuberに告ぐ コムドットが通るから道をあけろ 俺らが日本を獲る」というメッセージ。2021年年明けから人気が爆発し、12月11日には、かねてより目標に掲げていた「年内チャンネル登録者数300万人突破」を達成した。

　彼らは大手YouTuber事務所に所属していない。自分たちの会社を立ち上げ、メンバーの5人のほか、マネージャー、動画の撮影・編集などをこなす6名の社員が存在する。この度公開された動画では、目標達成を陰で支えた裏方たちを労うべく、「300万人記念ボーナス」を支給とともに、社員一人ひとりの欲しいものをプレゼントすることになった。

　ちなみに、プレゼントの値段は問わないとのこと。そこで6名の社員たちは、羽振りが良さそうで関係値的に良いものを買ってもらえそうなメンバーを自由に指名することになり、結果として、ひゅうが、ゆうた、あむぎりが1人ずつ、やまとが3人の社員の買い物に付き合うこととなった。そして、丸一日かけた買い物ツアーの後、ひゅうがはトムフォードのサングラス＆ブルガリのピアス、ゆうたはTHE NORTH FACEのダウン＆スピネリキルコリンの指輪、あむぎりはストーンアイランドのダウン＆エクストララージのパンツ、やまとは3人の社員にルイヴィトンの財布、クロムハーツの長財布、ロンハーマンのネックレスを、それぞれプレゼントした。さらに、それぞれに付いてきた社員に豪華なランチやディナーをごちそうするなどして、日ごろの感謝の気持ちを伝えていた。

　このように、活動を共にする裏方に豪華な福利厚生を用意するYouTuberはコムドットだけではない。たとえば、“金持ちYouTuber”のヒカルは、自社の社員に賃貸マンションを提供したり、ボーナスとして1000万円ずつを現金支給したりしている。また、格闘家YouTuberの朝倉未来はスタッフが家賃100万円超のマンションに住めるほどの高級を支給しているほか、サプライズで、高級アップルウォッチケース「Apple Watch Case SP44」を装着したAPPLE WATCHを営業担当スタッフ3名にサプライズで贈呈している。

　今回の動画でやまとは、「給料はメンバー平等に振り込んでいる」と明かしつつ、「俺すごい自己中でセルフィッシュなんだけど、みんなのことを自分のことだと思ってる。みんなを含めて自分が良ければいい」と、社員含めた全員を大切にしていると説いていた。YouTuberとして成功するために必要なのは、自分を満たすだけではなく、仲間とともに満たされることを志向するマインドなのかもしれない。