令和に黒電話とスマホを併用? 大正・昭和時代を愛すモダンガール・淺井カヨが語る「スマートフォンとの付き合い方」

令和に黒電話とスマホを併用する理由

スマートフォンに疲れるのなら電源を切ればいい

ーースマートフォンを持って便利になったなと思うことはありましたか?

淺井:待ち合わせですかね。以前は待ち合わせ場所の周辺に公衆電話がないか、わざわざ探してから出かけていましたから。絶対に遅刻はできませんから。あとは電車の時間や乗り換えが調べられるようになったのも便利でしたね。今までは覚えていた情報や感覚などで目的地に向かっていました。

ーー地図も感覚や街にあるものなどを参考にしていたのですか?

淺井:そうですね。もしくは自宅で調べてプリントアウトしたり、手書きの地図を持って行ったり。でも、あえて地図を見なかったりします。方向音痴ですが、その方向音痴を楽しむというか。思いつきで出かけてみたり、遠回りして帰ってみたり。自由に歩き回っています。

ーー反対にスマートフォンを持ち始めてストレスになったことや煩わしかったことはありますか?

淺井:SNSに関しては基本的に発信しかしていないのでストレスになることはないですね。ストレスを感じたらすぐに使わなくなると思います。強いて言えば、鞄が少し重くなったことでしょうか。

ーースマートフォンはいつでもどこでも様々な情報にアクセスできる「自由」を手にできる反面、SNS疲れやネットでの炎上など様々な問題も発生しています。生活に縛りのない「自由」を追求する淺井さんから見て、この状況をどう思いますか?

淺井:煩わしいことがあれば、一旦スマートフォンの電源を切ればいいと思います。ストレスに感じる情報は取り入れる必要ないですよ。わたしはこの生活もそうですが、自分自身が面白さや便利さを感じるからスマートフォンを使っています。情報を発信したり、カメラで撮影したり、待ち合わせに使ったり。「なんとなく使う」「使わなくてはならないから使う」ということはしていません。

 SNSでいろいろなことを目にするからでしょうか。遠慮がちな方も多いですね。自分がやりたいこと、表現したいことを遠慮している。折角発信できる手段が身近にあるのだから、好きなことを突き詰めて、ストレスになることを跳ね返してほしいです。

■淺井カヨの電腦サロン「Barカヨ」
 淺井カヨの電腦サロン「Barカヨ」では、古き良きものや、身體に良いものを取り入れた
生活の提案と實踐躬行から、地元の小さなBarの樣に氣輕に交流が出來る場所を目指します。
 古き良きものを探訪する旅先からの報告や、大正から昭和初期にかけての事物についてのよろづ紹介をいたします。またメンバーからのご相談に応じます。
https://music-book.jp/salon/detail/51

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる