Pornhubが1000万本以上の動画を全て削除 未成年者の性的虐待発覚で
MindGeek(カナダ)が所有する大手アダルトビデオサイト「Pornhub」が、未成年者を性的虐待する動画がアップロードされていたことが発覚したため、大半の動画を削除したことが分かった。
対象は1000万本以上、決済会社がサービス停止し危機的状況に
「Pornhubは大半の動画を削除した」と『The Verge』が12月14日に報じている(参考:https://www.theverge.com/2020/12/14/22173858/pornhub-videos-removed-user-uploaded-visa-mastercard-verified)。
未確認のユーザーがサイトにアップロードした全ての動画が対象で、消去された動画は本数にして実に1000万本以上。1350万本から290万本に激減したという。
「これは、Pornhubのコンテンツは全て検証済みのアップロードであることを意味します。Facebook、Instagram、TikTok、YouTube、Snapchat、Twitter等のプラットフォームがまだ設けていない(厳格な)要件です」とPornhubは述べる。
2007年のPornhubローンチ以来、これまで、どんなユーザーもサイトにコンテンツをアップロードできた。今後は、より厳格に動画をアップロードするユーザーを管理するという。
最近、この呼び水となった告発があった。未成年者への性的暴力が撮影されていると見られる動画が、本人の知らないうちにPornhubにアップロードされたことが『New York Times』の先の報道で明らかになったのだ(参考:https://www.nytimes.com/2020/12/04/opinion/sunday/pornhub-rape-trafficking.html)。
その影響で、決済会社MastercardとVisaがPornhubへのサービスを停止し、同サイトは危機的状況に追い込まれている。