コロナの影響で「オーディオブック」の利用者が増加! “耳のスキマ時間”を新たな学びのきっかけに

 オーディオブック配信サービスを提供している株式会社オトバンクは、『audiobook.jp』のユーザーを対象に実施した「オーディオ ブックの利用傾向」に関する調査結果を発表した。

「コロナ禍でオーディオブックの利用に変化あり」は3割 最多回答は「聴く量が増えた」
 オーディオブックの利用に変化があったかという質問に対し、約3割の人々が「かなりあった」あるいは「あった」と答え、そのうちの「聴く時間や作品数が増えた」と回答している。オーディオブックを利用する機会が増加した傾向としては、「在宅勤務で毎日ウォーキングの時間が増えたので、その間聴いている」「テレワークで通勤時間がなくなり、自宅で聴く機会が増えた」と回答しているように、在宅勤務が関係しているようだ。

 さらにオーディオブックを活用している利用動機としては、「知識習得のため」が最多で89%であり、メリットは86%の人々が「スキマ時間を活用できる」と回答していることから、”知識習得”をするために耳のスキマ時間を利用していることをうかがうことができる。

オーディオブック利用で読書を習慣にする人が増加


「オーディオブックを利用してから本と触れる機会が増えたか」という質問に関しては、「かなり増えた」「少し増えた」と回答した人が40%に達した。また、オーディオブック利用前と利用後における読書の頻度については、利用前は「毎日」と回答した人が29%だったのに対し、利用後は47%と約半数となった。読書にあてる時間が増えたことと同時にジャンルにも変化を見ることができた。


 「書籍では読まないカテゴリーやジャンルの作品をオーディオブックで聴いたことがあるか」という質問に対しては、約半数 (49%)が「よくある」「たまにある」と答えた。耳で聴いて楽しめるという手軽さにより、オーディオブックでは普段とは異なる、小説、論語のような名作、教養書など、様々な新しいジャンルに挑戦しているという人々が多いようだ。

 今回の調査結果より、オーディオブックは”学び”目的で活用している人が多数であることが分かった。一方で、オーディオブックの気軽にスキマ時間にも楽しむことができるという特徴から、これまで触れなったジャンルも聴取している人もいる。自身の興味や知的好奇心で得られる学びの幅を広げる機会としても活用され初めているのだ。 また、読書についてはオーディオブックを利用することによって、さらに読書をすることが習慣化されている傾向が見られた。これから先、紙の本や電子書籍とオーディオブックを組み合わせたハイブリッド型の本の楽しみ方がより一層広がっていくのかもしれない。

■調査概要
実施期間:2020年10月6日から2020年10月11日
調査対象者:『audiobook.jp』利用者 773名
調査手法:インターネットを利用したアンケート調査

■関連リンク
~耳は意外とヒマしてる~オーディオブック配信サービス『audiobook.jp』
 https://www.audiobook.jp

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