お楽しみポイントその4：2人の軌跡が追えるメールボックス

　そして、アユのメールの受信・送信・未送信ボックスののぞき見もできる。受信ボックスはニューヨークでのボイトレからアユの帰国を待つマサのメッセージから始まり、同期の理沙（久保田紗友）からのライバル宣言や、マネージャーの野島（河北麻友子）からの労いの言葉など。送信ボックスは遡るとマサと初めて会った日にその興奮を伝えるおばあちゃん宛のメッセージが見られて少し切ない気持ちに。未送信ボックスはアユからマサへの秘めたる想いに溢れており、その想いが「尊敬」からいつ「愛情」に変わっていくのか、変化を追うのも楽しいだろう。

　本編の進捗と合わせて作り込まれているこのスマホサイトは、ディテールまで凝られていて何度見ても飽きない。まだチェックしていない人は、ぜひ最終話までに一度のぞき見してみて、最終話の後にも再度確認してみてほしい。最終話放送後に、何か仕掛けが用意されているのか、気になるところだ。

■楳田　佳香
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで劇場鑑賞映画本数は年間約100本。Twitter：https://twitter.com/Tominokoji